オーディオドーム塗装 |
2009/5/17更新 |
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オーディオドームはゴム状の皮膜でコートされており、マットな質感としっとりとした手触りとなっています。これが、年月が経つにつれ皮膜が劣化してくるようで、我が家のエスでは5年目くらいから、少し爪で引っかいただけで皮膜がはがれるようになってきました。そしてついに傷だらけのぼろぼろに。車内で最も目立つところだけに、非常にみすぼらしいクルマに見えます。 交換を決意し、ディーラーでオーディオドームの部品代を確認したところ、10050円とのこと。かなり高価なため手が出ません。廃車屋で中古部品をあたってみましたがなかなか見つかりません。そこで、自分で塗装を試みました。 まず、オーディオドーム取り外しから。その際シフトレバーが邪魔になるので、あらかじめ1速の位置にしておきます。次に上の写真の「差込ポイント」に布などで養生した細いマイナスドライバーを差込み、オーディオドームを徐々に前に引き出します。なかばまで引き出した段階で隙間からハザードスイッチの配線等をはずせば、オーディオドームは完全に取り外せます。その後、オーディオドームからエアコンダクトのルーバー、ハザードスイッチ、コーナーセンサー(あるいはメクラ蓋)を取り外しておきます。 次に劣化したゴム皮膜の剥離。これはプラスティックのへらでソフトにこさげると簡単に削れます。仕上げとして布等に消毒用エタノール(薬局で購入可)を染ませてふき取ると、きれいにプラスティックの地肌が出せます。 次に塗装。塗料はボディ用のアクリル系スプレー塗料を用いました。色目はブラックメタリック+クリア。下塗り(ブラックメタリック)は3回程度、上塗り(クリア)は5回程度に分けて塗装しました。最後に仕上げとして「ボカシ剤」を吹いています。私なりのスプレー塗装のコツは「たれない範囲で厚めに」です。同じ場所で多量に吹くとたれてきて、仕上がりで非常に目立ってしまいます。たれた時点で、修復は非常に難しいです。かといって吹く量が少なすぎても塗料が粒状に付着してしまいザラザラの表面になります。こうなった場合、上からボカシ剤を吹いて塗装を再溶解すればザラザラはなくせます。また、塗装表面の温度が高くても仕上がりがザラつくのでダメです。ですので直射日光があたる環境は避けたほうがいいでしょう。当然埃も大敵です。以上のことを踏まえると、雨の日に、屋根の下での実施がいいでしょう。 十分乾燥させた後、装着しました。黒木目ではありませんが、エアコンパネルとはマッチしています。剥げ剥げ状態よりもずいぶん良くなったと思います (2009/05/17記) |
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