フロントダウンライト |
2002/11/14更新 |
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夜間走行時に車内が暗いと子どもが怖がるので、薄暗い照明が欲しくなりました。リアに関してはルームランプの減光を行いましたが、フロントのマップランプは、運転手の視野に入る位置にありますので、減光しても運転の邪魔になります。そこでマップランプ近くに高輝度白色LEDを2つ埋め込んでダウンライトとしました。LEDはほとんど点光源で指向性もあるので、運転の妨げになりません。 LEDは写真の位置に埋め込み、運転席、助手席付近を照らすように角度を調節しています。スイッチは既存のマップランプの右スイッチを転用しました。マップランプは、左スイッチを押すと左右共に点灯するように変更しました。 マップランプのレンズには左右に集光部に見える部分がありますが、よく見ると単に光拡散のための凹凸がつけられていないだけで、集光効果はありません(すなわち飾りみたいなもの)。したがって、運転席、助手席を単独で照らすという機能はもともと備わっておらず、左右同時点灯としても問題ないと考えました。そこで、左右マップランプのスイッチングを助手席側スイッチに集約し、運転席側スイッチをダウンライト用に譲ることにしました。 光源は車内の雰囲気を重視して電球色にこだわりたかったのですが、LEDで満足のいく色合いのものがなかったので、白色LEDで妥協しました。せめてLEDらしさを隠すために点灯・消灯は1秒ほどかけてフェードイン・フェードアウトするようにしました。 現状では常時電源に接続されていますが、消し忘れ防止や、夜間には常夜灯として常時点灯しておくことを考えて、いずれは車幅灯連動にしたいと思っています。 点灯してみた感想は、照射範囲は運転席・助手席の胸元から膝付近まで照らしなかなか良好です。色合いは心配していたとおり蛍光灯のようにちょっと寒々しい雰囲気です。でも後続車からリアゲート越しに白い光がふたつ見えるので、さりげなくアピールできて、満足度はまずまずということにしましょう。 (2002/11/14記) どんな回路?下図に回路図を示します。黒線で示したものは標準状態の回路で、赤線で示したものが今回の改造で追加・変更した部分です。左右のLEDは輝度を極力そろえるために直列に接続しています。コンデンサの充放電時間を利用して、フェードイン、フェードアウトを実現しています。51kΩはフェードアウト時の切れをよくするためのもので、これがなければかなりだらだらとLEDの光が残ってしまいます(非常に暗くですが)。 LEDの取り付けは、マップランプの土台部に穴をあけて行います。LEDが通るよりも小さめの穴を裏側からあけて、テーパをつけておき、LEDの頭半分のみ出すのがポイントです。LEDの頭はほぼ球形ですので、LEDの取り付け角度を調整することで、見た目の違和感なく照射方向を調整することができます。写真では、穴周りを黒く着色していますが、光が透けないようにしたつもりです。実際は塗らなくても影響なさそうです。 LEDの固定にはユニバーサル基板の端を使いました。DOOR/OFF切り替えスイッチの取り付けねじにユニバーサル基板を共締めしてから、LEDの位置や角度を決めてからはんだ付けします。DOOR/OFFスイッチの位置決めのために左右に3つづつ爪が立っていますが、ユニバーサル基板をネジ止めする時に左右2本づつ頭を削りましょう(1mmくらい)。 回路は抵抗二つと電解コンデンサだけの簡単なものですので、この位置に固定しました。(写真の回路は定数がちょっと違ってます・・・) (2002/11/14記) |
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