【本堂内の仏様】
○ 御本尊 阿弥陀如来立像(忌中の弥陀)
○ 恵心僧都座像
○ 大日如来座像
○ 子安地蔵菩薩座像(伝恵心僧都作)
○ 聖衆来迎(二十五菩薩)の欄間
【仏 画 等】
○ 絹本著色聖衆来迎図(※国立奈良博物館に寄託中)
○ 地獄変相図(地獄絵図、7月10日のみ公開)
○ 恵心僧都絵伝(7月10日のみ公開)
○ 梵鐘「銘文に・・・良福寺村者昔日恵心僧都誕生之霊地也・・・」貞享2年(1685)
○ 恵心僧都の御両親墓所(隣接墓地内)
【著 作 等】
○ 『往生要集』が一番著名
・経論の中より往生の要文を集め、念仏の功徳を勧めた書。文学・芸術に大きな影響を与えています。
・中国の北宋時代に周文徳が持ち帰り、大層評価され、源信如来とあがめられました。
・序文の中の「厭離穢土 欣求浄土」は徳川家康公の旗頭にも使われています。
○ 「二十五三昧会」
比叡山で25人の仲間と共に念仏三昧の実践を行い、仲間に病人が出た場合の看病や念仏の活動は、現代の老後の念仏生活の指針となるビハーラに通じています。
【文芸作品に登場】
○ 『源氏物語』の宇治十帖に登場する「横川の僧都」のモデルです。
○ 能「仲光」にワキとして恵心僧都が登場し、人の葛藤と哀愁・諦観を表わしています。
【恵心僧都のお歌】
「とのうれば ここにいながら 極楽の 聖衆のかずに 入るぞ嬉しき」
(意訳:南無阿弥陀仏とお唱えすれば、ここに居ながら、極楽往生〔二十五菩薩様の仲間入り〕が出来て、嬉しいことです。)