平城京羅城門
奈良県奈良市川上


広大な都市計画である平城京の南端に位置していた門が羅城門です。平城宮跡では朱雀門が復元され、第一次大極殿が復元されて現在に至ります。一方で羅城門はどうかというと、それなりに研究はなされているようです。



上記画像は羅城門跡にある公園に建つ碑で、「平城京羅城門跡」と書かれています。本来の羅城門があった場所はこの公園のそばを流れる川の堤防の位置で、すぐそばには橋がかかっています。何十mかのズレがあるのはやむを得ないでしょう。この公園は、復元朱雀門からほぼ真南に3.6kmほどの距離にあります。

現在の光景から推測するしかありませんが、橋の欄干から真北を望むと、1300年前にはそこを朱雀大路が通っていました。外国からの使節は羅城門をくぐり朱雀大路を通って、平城宮へ向ったことでしょう。



最上段および下記画像が、1/20の平城京羅城門の復元模型です。横幅は横幅は約2m。かなり精巧な模型です。これは大和郡山城ホールに展示されています。





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