++ カッコよく生きる(ファッション編) ++
 ファッション編なんて大げさに書いたけど、私がいつもおしゃれでカッコいいんやっていうふうには誤解されちゃ困る。
まあそういうのを目指してるってだけ思ってもらえればいいのだけど。
カッコよく生きるためには、見た目もできればカッコいい方がいい。でもこれは(生き方編)でも書いたけど、ブランドのものでなくてもいいと思う。自分のスタイルが悪くても、足が短くても太くても太っててもやせてても。
つまり、自分をカッコよく見せるものってわかっていれば、高くても安くても古着だって構わないと思う。
自分に似合うもの、それを知るには自分を知ってないとだめ。もちろん「こうありたい」と目指すのはかまわないと思う。例えば20代前半の頃。私は「いつかシャネルのスーツをバシッときめて着るようなおばさんになりたい」って思ってた。その当時は自分に似合うかどうかなんて考えてなかったから、もしその頃に実現してればカッコ悪かったやろうなあって思う。今はもちろん自分を知ってるし、限界も知ってるからそんなふうには思ってない。まあいつかシャネルを着ても臆さずにいられるような自分でありたいなあとは思うけど。

私が「それはカッコ悪い!したくない!」って思ういくつかのファッションがある。
高校生の男の子が制服のズボンを下げてはいてるやつ。大学生くらいの子でもいるけど、きたないガラパン見せて、もうおしりまで見えてるよーってくらいずりさげてる。下げるのがカッコ悪いんではなくて、後ろのすそが地面にすれてぼろぼろになってたり泥汚れがついてたりすること。あんな擦り切れたズボンのすそを彼らは見ーひんのかな。みてもなんとも思わへんのかな。ジーンズのすそでも制服のすそでもぼろぼろにすりきれて後ろだけ短くなってしまってる。いくら流行りのカッコいいスニーカーはいてても、「あーあ」と思ってしまう。あとあのきたないガラパン(って言うの?呼び方がよくわからない。トランクス?)もちょっといただけない。黒のボクサーブリーフとかやったら「うん、まあまあ」って思うけどな。

それから、やっぱり高校生の女の子?がしてる、ブレザーの下からだらーっとぼっさりしたセーターとかベストのすそを出してるの。すそから出てるスカートは超短いのに。ちなみに夏場は彼女たちは、やっぱりシャツのすそを折り曲げて、ぼさっとスカートの上に出してた。夏も冬も毛糸のベストを着てる女の子もいるし。(そしてやっぱりすそはだらっと出してる)ああいうのって例えば太ってるのを目立たなくさせる、とかっていう間違った認識から着たものなんやろうか。
それよりは、きちんとウエストマークしてシャツをきゅっと中に入れておくようにする、とかの方がはるかにカッコいいと思うねんけどなあ。
それから、最近の重ね着のせいか、制服のスカートの下に体操服(ジャージ)を着てるのとか・・。いくら寒いからってそれはちょっとなあ。あとはいつまでもルーズソックスはいてないで、黒のタイツに黒とか茶のローファーとか、紺のハイソックスに黒のローファーとかの方が絶対にカッコいい。寒いから、重ね着はやってるからっていうのとは違うよー。絶対に。

あとは許せない、ローファーのかかとをつぶして歩く高校生。つぶして履くならローファー履くなよー。スニーカーとかスリッポンならまだそういうこともあるかもしれへんけど、あれでぱたぱた音させながらジャージを履いてケータイ持って歩いてるのをみると、「いや確かに君ら若いねんけどね・・・」と思ってしまう。
私も高校生ならそういうのやってしまってたのかなあ。確かに学生の頃は、ワンレンボディコンでディスコに通ってたような気もするけど。

それからついでに。
ずーっとむかしにさんまちゃんがTVで言ってたような気がするけど。
男の人が(女の人でも、かな)お風呂に入ろうとして、服を脱ぐと上から脱いでいったら、最後はパンツと靴下だけになる。そのカッコがいかにもかっこ悪くて恥ずかしいっていうような事を。
それ私もすごくわかる。うちのダンナも時々お風呂に入る瞬間に洗面所に行くとそういう状態になってるときがある。私はしつこく「靴下はとにかく最初に脱ぐのよっ」って怒るんやけど、「だって足冷たいやんか」と言い返してくる。
「違う!冷たくっても。それは生き方の問題であって、冷たいとか冷たくないとかっていうのとは違うことやの!!」と反論する。
ダンナは「訳わからんなあ」なんて笑いながら行ってしまうけど、やっぱりあれだけはみたくないと思うのよね。