++ カッコよく生きる(生き方編) ++

 私の人生を生きていくうえでのモットーというか、指針というか、私のめざしている生き方、それは、”ハッピーにカッコよく生きよう”というもの。
これはただ見た目がカッコいい、うーん、すごくハンサムとかすごくスタイルがいいとか流行の服を、ブランドモノを持ってるっていうんではなくて、考え方、信念というのか、である。
もちろん見た目についても大いにあるんだけど、ハンサムな人だけがカッコいいってもんではないって思ってる。
それは、生き方、ライフスタイルという類のもので、私はたとえ今自分がカッコよくなくても「そうありたい」と思いつづけてるけどそうじゃないって事と、ただそうじゃないって事は絶対的に違うと思いたい。

 例えば、元阪神タイガースの新庄剛志せんしゅが、球団からの5億円の提示をケッて、NYメッツに行った事。それもメジャー最低年俸で。「どうせあかん」とか「宇宙人」とか「あほやなー」とか散々言われながら、結局すごい結果は残せなかったけどまあそこそこの数字を残し、翌年は桁違いの金額をもらった。
ケタ違いの数字をもらったって事じゃなくて、「ボクは記録よりも記憶に残りたい」とかトレードマークのリストバンドの色をカラーが違うからと変えてしまったこととか、そして何よりも日本に帰ってある深夜番組で何故メジャーに行ったのかと聞かれて「だってカッコいいじゃん」と答えたこと。なんてシンプルで単純で共感できるんやろう。思わず笑ってしまった。
2003年1月現在のカレの状況は決してすばらしいものではないけど、「だってカッコいいじゃん」という生き方を貫いていることには感心してしまう。

 だからそういう観点でいくと、電車の中で最新のケータイを握りしめて、それについてるゲームを必死にやってる男の子や女の子、お勤めレディやサラリーマン風の人だってやってるのだからびっくりするけど、そういうのは、私にとっては最高にかっこ悪い。
 タバコを吸うのは個人の自由やけど、ルールとして吸っちゃいけない場所で吸ってしかもゴミを捨てるなんていうのは本当にカッコわるい。吸ってる姿があまりにもカッコよかったら(昔のLARKのCMに出てた藤竜也みたいな人ならいいかな?ジェレミー・アイアンズとかデンゼル・ワシントンとか。(私の好み^^)そんな人は駅のホームではタバコ吸ってないか)許してしまうかもしれへんけど。
 ちなみに最近よくみる、混んだ電車の席に座ってぽかんと口をあけてマンガ雑誌を読んでる少年には、ただ若いって事は言い訳じゃないんだよ、と思ってしまう。カッコわるくても一生懸命に生きているひたむきさが見えればいいんやけど、あの姿からはどうしてもそういうにおいを感じられない。かっこ悪いでーとつぶやいてしまう自分がいる。
いじわるなおばさんでごめんね、なんて思いながら。