0ヶ月(1月30日−2月27日) |
退院して家での生活もなれてきたばかりの頃。2号が風邪をひきました。1週間来てくれていた泉北のお義母さんが帰ってすぐのことでした。 朝方、少し寒くてちょっと鼻水がでていたのです。昼からなんとなくあんまり泣かへんなぁ、よく寝てるなぁって思ってたら、4時ごろ、何だか熱っぽい。おっぱいを飲ませても、あんまり欲しがらない。熱を測ってみると36℃。 鼻水がからんで咳が出るようになってきて、これはおかしいって思いながら、とりあえず1号のお迎えをお母さんに頼むことにしました。 夕方になるとだんだん熱があがって38℃になる。もうだめーと夜中、メディカルセンターに行くけど「風邪だと思うけど」って。 夕方T産婦人科に電話したときは、「新生児の場合、抵抗力がなくて肺炎になる可能性がある」と言われて、次の日の朝、すぐに連れていくことにしました。直ちゃんに病院に連れてもらって先生に診てもらい、熱を測って、「肺炎の心配はないやろう」ということになりました。 ただし、専門の小児科に診てもらったほうがいいよといわれて、念のため紹介状を書いてもらってみてもらうことにしました。 北浦先生の診断も「風邪」。くすりと一応解熱剤ともらって「よかったー」。 それでもすぐには咳もとまらず。たんのようになって、ごほごほとかわいそうな2号。抱きしめて「ごめんねごめんね、こんなにちっちゃいのにごめんね」って涙を流しました。 結局、熱がひいて咳が完全にとまったのは2月20日ごろでした。 ままはその1週間後、突然熱を出す。朝から熱っぽくて、昼過ぎには38.5℃、夕方には39℃になって倒れてしまう。2日でひいたけど。 それから1週間後、今度は1ヶ月検診で病院へ。 新生児代謝異常の検査や身長、体重、計測をしてもらって、2階の看護婦詰め所へ行ったら、体重の増えが少なすぎるとチェックを受けました。 身長53.6cm、体重3862gで1日26g。 「母乳だけですか。ミルクは足してますか」って。1週間風邪ひいてたし、体力がおちてたやろうからと思ったけど、「1週間様子を見て増えてないようならミルクにしなさい」といわれたのです。 1号のときは飲んでるのか心配で自分からミルク足してたけど、最終的には母乳だけでいけてたから、2号もそうって思いこんでた。 それが、そんなに少ないの?ホントにショックで「来週また来ます」って落ち込んで家に帰りました。 それからの1週間はとにかくおっぱいを飲ますこと。泣いたらおっぱい。夜眠いのもがんばって起きて起こしてでも飲ませる。昼間もできるだけ飲ませて。 努力が実ったのか、次の週行ったときには1日52g増。「これだけ飲んでれば大丈夫よ。がんばったでしょう」といわれました。よかったよー。 それでも、母乳神話と赤ちゃんの成長というのはやっぱり相反するのか、「絶対母乳がんばりなさい」という声と「育ってない(出てないor飲めない)からミルクにしなさい」という声との間でママはとまどってしまうなぁと思います。 母乳が一番赤ちゃんにいいというのは、よくわかる。だって、人間は哺乳類なんやねんもん。でも出ないとか、体質的に飲ませることができないとか、赤ちゃんがちゃんと吸えないとか、お母さんがいつもいっしょにいられないとか、いろいろ事情もある。 そういう理由から赤ちゃんが育たないのなら、ミルクを、っていうのは間違ってることじゃない。もちろん、そういう理由からだけじゃなくミルクにするヒトもいる。 反対に、ミルクじゃだめってヒトもいる。哺乳びんの乳首を吸えないとか、アレルギーが心配とか。 私はたまたま2人とも母乳で育てることになったけど、それだって、「母乳でした」ってそれだけ。「母乳で育てることができた」でも「母乳でしか育てられなかった」でもない。 そんなのは単なる事実であって、ほめられたりしかられたりするもんじゃないのよね。 私は「母乳?お金かからへんし、めんどくさくない(おっぱい出すだけ)からラッキー」って思ったけど、「ミルク?誰でも飲ませられるから楽」って思うヒトもいてもいいと思うもん。 いろいろ悩んでも考えても、とにかく赤ちゃんを大切に思う気持ちがあれば、何だっていいよね。やっとそう思えるようになったのです。 |
□赤ちゃんの病気:病気と免疫 |
「赤ちゃんは6ヶ月まではお母さんの体にいたときからの免疫を持ってる。だから病気にはかからない」よく言われます。 お母さんからもらった免疫って何なんやろう。2号が生後一ヶ月足らずで風邪を引いたとき、産婦人科で先生に「病気にはかからないんじゃないんですか?」と私も聞きました。 先生の答えは「そんなわけない」。赤ちゃんがかからないと言われている病気は、お母さんが過去にかかったことのあるもの。つまりはしか、おたふく、水ぼうそう、兄弟がいるとかかりやすい、そしてお母さんがかかったものなら、半年くらいは大丈夫でしょう、という事なのだそうです。 風邪なんて一番いろんな種類があって、同じ人でも同じ菌をもらうかどうかはわからないようなもの。全く同じ菌に対しての抵抗力ならあるけど、そんなんまあないやろ、先生に諭されました。 「病気にならへんと思って甘く見てたらあかんでー。気付けたげやー。」とも言ってくれた。ホント、そうですね。 それにしても、この考え、私は思い込んでたんだけど、一般にはどうなのでしょう。そんなこと、みんなちゃんとわかってるもんなのかな。 |
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