予定日まで
 
□■予定日はまだ?

 出産予定日は1996年12月31日でした。予定日までに生まれれば、年内という事で、税金もかえってくるし、年末年始特別料金も免れるかもしれないし、丑年にならないし(丑年はちょっと、、、と義母がいってた)平均的に38週くらいでうまれるのが、一番赤ちゃんもお母さんもいいと病院で聞いてたし、とにかくはやく産まれてほしいとずっと思ってました。
 でも、12月に入っても、一向に赤ちゃんが下がってこない。子宮口も開いてない。このままやと難産かも、、と先生には脅されてました。「ちょっと家でシコでも踏んどいて」とまで言われて、さんざん歩いたのに、20日が過ぎ、全く普通にクリスマスイブを過ごすことができてしまいました。
 24日に最後の検診を受けた時は、「とりあえず、大晦日までに一度心音を取りに来て。その後は、普通の検診日、1月7日でいいよ」との事。2週間以上遅れると、陣痛誘発剤を使うと聞いてたので、できるだけ自然に陣痛が起こって、出産になればなあと毎日思ってました。

□■大きなお腹でお正月

 でも、出産の前兆のような出来事は全然起きないまま、12月30日、最後の病院での心音を取りに行って(特に変わりないからそのまま家にいるようにと)、大晦日、予定日の12月31日を迎えてしまいました。前の日には洗車の手伝いまでしたのになんでかなあって、運動が足りひんかったのかなあってさすがにいろいろと思い悩んでしまいました。
 年が明けて、お正月が終わってもその兆しなし。最初の出産は遅れるっていうけど、やっぱり心配でした。
 1月7日、検診にぱぱについてきてもらって、様子を見たんやけど、相変わらず赤ちゃんは全然下がってない、子宮口は開いてない、しかも赤ちゃんは確実に前より大きくなってるから、レントゲンをとって、骨盤に合わなかったら帝王切開、帝王切開じゃなくても今週中には陣痛誘発剤を使って陣痛を起こさせようということになってしまい、泣きそうになってしまいました。おまけに帝王切開の場合は明後日ね、とか言われて、ちょっとショック受けてしまいました。
 レントゲンの結果は一応、まる。赤ちゃんは大きくなってるけど、骨盤は狭くないので正常分娩でいいよ、との事でやっと、安心。でも、診察室でレントゲンの写真を見ながら先生に「立派な骨盤やなあ。まんまるやでー。こんな立派な骨盤ひさしぶりに見たわ」と大声で言われて、看護婦さんも笑ってました。ホッとしたけど、むちゃくちゃ恥ずかしかったよ。もう。
 入院の予定日までは、毎日、赤ちゃん出てきて、出てきてと祈りながら歩いたけど、やっぱり何の変化もないまま、その日を迎えました。それまで、風邪ひいたり、体調をくずしたりすることは多くても入院だけはしたことがなかったから、やっぱり不安で、ぱぱが休みをとってくれました。

□この頃のオナカん中(もう写真に入りきらないー)
37週

もう生まれてきても大丈夫?
モニターにも顔が写りきらない
(病院でもらった最後の超音波写真です)

96年12月10日

 

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