求められる低アレルゲン化食品と「ケーキ手作りセット」への期待

 

アレルギー患者対応の食品であるからこそ特に、外観上また食べた瞬間に美しく、楽しく気持ちの良いものが最適と考える。日本における食品、中でも特にケーキなどの嗜好食品の最終製品としての評価は厳しい。しかしながら、この日本人の優れた感性と微妙な味覚感知能力とセンスが、今日の多種多様の加工食品を作り出したと言えよう。アレルギー患者は特別なように思うが、やはり求める最終製品への価値は一般のアレルギー反応を示さない患者と同様あるいはそれ以上ではないかと考える。米や牛乳については酵素分解、アルカリ処理、超高圧処理、乳酸菌処理などを行って「低アレルゲン化食品」として開発されている。しかし、これらはいずれも穀物の蛋白質に処理を施したものである。このHPで紹介しているケーキ素材は穀物自体に何も処理をせず「低アレルゲン化」を目指し開発されたものである。日本人の繊細な食感や、より付加価値のある品質が要求される現代社会に対応した「低アレルゲン化食品」の実現が可能であると考える。