SHURE シュアーは、言うまでも無くMM型 ライセンス保持メーカーで、アメリ カを代表する、カートリッジ他の オーディオ・メーカーです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シュアーのカートリッジについて SHUREのコンシューマー用カートリッジは、MシリーズとVシリーズから成っています。 MシリーズはM3等一桁より始まり、そののちM33など二桁の高級機も併売し今に続いています。その後より高級なヴァーチカル(縦)アングルを15度にしたV15シリーズが始まりました。 M44は、交換針は7種類あり楕円針のM55も含めることもできると思いますが、長期に渡りこの社の主力カートリッジで、追従性も良く音質も幅広く過不足のない物です。互換針メーカーよりライン・コンタクト針 も出ていましいたので、付けてみましたが別段改善は感じませんでした。他でも経験したことですが、これだけは付けてみなければ予測はつきません。普及型の製品には針の形状変化だけでは効果の無いことが多く感じられました。別シリーズのSC35CのボディにM44の針を付けたM44GXもありました。 M75 は、V15TypeⅡの設計思想で作られたものでジャンルを選ばない適応性が、最大の売りの商品です。M95は同様にV15TypeⅢの設計思想に基づくハイクオリティ・モデルで絶妙なバランス再生音が特徴です。とのメーカー説明ですが、どれも聴きやすい華麗な音質ですが、さほどの特徴はありません。M95にM95HE/Dと云うのがありまして、これだけはV15TypeⅢには無いスタビライザーが付いて、どこから見てもM97風です。そのM97は、予測どおりV15TypeⅣに基づき作られていまして、M97xEは現行の最高級モデルです。其の後M111E等発売されましたが、目新しい進歩は認められない物のように思います。 Vシリーズは急速にユーザーの支持を得て、MM型の最高峰としてオーデイオ界に君臨してきました。中でもV15TypeⅢは、ジャズ・ファン等に強い支持があり、それ以降の進歩を受け入れないご仁も見受けられますが、V15TypeⅣからダイナミック・スタビライザーが付くようになり、ハイパーエリプチカル針やマイクロリッジ針、ベリリウムカンチレバー等振動系に次々新素材を導入し、V15TypeⅤ、URTRA500と発売、のびのびと明るい音質に、鮮度と切れ味を加える方向に向かいましたが、業界の収縮に伴い超高級機からは撤退し、M97xEを残し、HiFi市場から撤収となったのは残念です。 忘れてはならないのは、SHUREはコンシューマー用とは別にプロフェショナル用を昔から発売してまして、SCシリーズがそれにあたります。 SC35Cはその剛性によりプロはプロでもDJに愛され、今もSP盤用とともに型録商品ですが、V15TypeⅢ以降開発され、当時どこの音楽スタジオやレコード会社でも使用されていた、SC39シリーズは、一般にほとんど知られることなく消えてしまいました。 最近のファンには日本未発売と思われているようですが、ラッカー・マスターまで念頭に設計されていますので、SC39EDはレバー式ロッキング・スタイラス・ガードと共に、完全プロ・ユース特有の安定した、歪みの少ない音質でお薦めの一品です。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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