人は 哀しいかな 哀しいかな
いつも 何かに埋もれ
いつも 何かを求め
いつも 何かがつまらなくて
此処に 生きている
君は 哀しいかな 哀しいかな
きっと ほかの誰かを愛して
きっと それは目に見えるもので
きっと 何も知らずに
何処で 生きている?
私は 哀しいかな 哀しいかな
どうせ 自分は人間だと
どうせ 忘れてしまうものだと
どうせ どうあがいたって
此処に 生きるしかないんだ
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+コメント+
『硝子』 このシリーズは ティーンエイジャー 10代の少年少女の 隠された心の叫びです。
大人達は そんな子供の笑顔の下の涙に いつまで気付かないフリをしてるつもりなのかな。
笑ってりゃそれでいいんですか 養ってやりゃそれでいいんですか。
硝子のココロは あなた達が思ってるほど丈夫じゃない。
叩けば割れるんだよ 踏めば粉々になるんだよ。
瞳に映らないものなら いくら失っても平気ですか。
平気なわけないじゃない。
傷付いてるんだよ 崩れそうなんだよ。
本当はいつも あなた達に救いの手を求めているんだよ。
いつまで知らないフリをするつもりですか。
知らないとは言わせない。
あなた達が 私達にしてきたことを あなた達が 私達に残す世界の有り様を。
責任を取れとは言わない。
だけど 努力してみてほしい 私達の存在を認めてほしい あなた達と同じひとりの人間として。