硝子 −doll−






きっと私は 平気じゃないのに


平気なフリして 笑ってるだけ






きっと私は 楽しくもないのに


楽しいフリして 笑ってるだけ






きっと私は 悲しいんだけど


それでもただ 笑ってるだけ






きっと私は 生命いのちなんだけど


人形のように ただ無表情に







でもかたくなに いつも微笑んでいる






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+コメント+


少し意識して 文字数を合わせてみた作。

この詩を書いた頃は すごく 『 笑顔 』 について考えてました。

これから後の 『 硝子 』 にも たぶん出てくるはずです。

なんていうか 人間の裏表かな。

本当の自分っていうものも すごく探し求めてた頃です。

同じくらい よく悩んでたし。

それが今 こういう詩という形で 残されてるわけなんですけどね。