最後のうた




君のためなら 何を捨てても良かった

愛せば また愛されるものだと



信じたかった 切なすぎる



涙は雨に溶けたけど

哀しみは何に溶けることも無くて



色あせないんだ 無色の世界





「 矛盾してるよ? 」

「 知ってるよ ・・・ 」





何も私の瞳に映らないで

何も私の耳に響かないで

何も私の心に触れないで

誰も私の涙ぬぐわないで ・・・





泣きたいの 眩しすぎる

太陽失った ギラつく世界



叫びたいの うるさすぎる

途絶えぬ反響 無音の世界





眼が開かないの

声が出ないの

心が空っぽなの

涙ばかり溢れるの ・・・





今 私の瞳から溢れる雫は

きっと何の 意味も持たない





「 じゃあ なんで泣くの? 」

「 知らないよ ・・・・・・ 」









誰よりも何よりも大切だった君へ









これが君に贈る 最後のうた





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+コメント+


何も後悔してません。

これは本当に 心から 強がりなんかじゃなくて。

思えば私はいつも 「 自分はどうせ弱いから 」 と自分のことを卑下しつつも

心のどこかで強い自分を譲らなかった。

そんなつもりはなくても 無意識のうちに強がり言ってた。

君との想い出は それこそ言葉に出来ないほど

すべてが素晴らしくて すべてが輝いていて 今は過去のすべてに微笑める。

叶わないと分かっていても 君に惹かれてやまなかったのは

きっと運命だったと思いたいな。

ありがとうって 君に言い出したらキリがないんだよ。

私は今 とても幸せだから。

君もずっと 君のままで 幸せになってほしい。

心から そう祈っています。

ありがとう 私の 大好きだった君へ。