紅 〜deep red〜






君の愛をください 愛してください


君が好きです






たとえ一方通行でも


私は君の愛を いつも求めているから


たとえ手探りでも


私は君の心を いつも分かりたいんだ






君は遠くて 届かなくて


それが何故なのかは 知りたくなくて


ほんとは分かってるのかもね






君は本当に 私が好き ――― ・・・ ?






なんだか時々 泣きたくなるよ


君のことは 信じてるよ?


・・・ 信じていたいと 願っているんだよ


けどね やっぱり遠いかな






君はいつも 少し離れた 場所から見てる ――― ・・・






私ばかり 必死になって 君に笑いかけてる気がする


そしてそれは きっと気のせいなんかじゃなくて


そんなものが この世にあるのか 私には分からないけど


あるんだとすれば それは 『 真実 』






哀しいかな ・・・






本当に大切なものは 目には見えないはずなのにね


君は そうとは思ってないみたいだね


考え方が違うくらい


むしろ その違いの嬉しかった私だけど






今は 少し 哀しいんだ ・・・







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+コメント+


私はきっと 無償の愛を目指すべきなんだと思う。

私はいつも 与えられることを望んでばかりだから。

そんな私を 私はとてもイヤだなと思うし 自分でそう思う限りは 私はまだ大丈夫なんだと思う。

このタイトルがカラーのシリーズは 全部だいぶ昔の作なんだけど。

今だからこそ見えるものっていうのも 少なからずあることはある。

なんだかすごく 奇妙な感覚ですよね。

でも私は 過去のすべてを誇れます。

それが今の私の生きてる理由のひとつ。