失ったモノ −myself−
夢はいつもキレイだから
私は時々 どうすればいいか 分からなくなる
目に見えないモノなら
壊れはしないと 誰が言った
何も見えなくて 心すさむだけ
素直になったから 何が変わるというの
さらけ出した泪の分だけ
君のため息増えるのが怖い
守ってゆけない ―――
自らの手で 夢を壊す?
臆病者
君が私を好きでいてくれる理由がある?
想えば想うだけ
私は君を 手放せなくなるというのに
私は君を 遠ざけずにはいられないのに
今この瞬間 君が想うのは きっと愛すべき人
それが私でないことくらい
もう それは 思い出の中
知っている ・・・ 知っている ・・・
―――― 何を?
何も知るべきではなくて
人はすべてを知っていたくて
でもその望みの叶った時は
きっと最期の一葉が散った時
哀れなものよ ―――――
ひらりひらりと 美しいままに散りゆく命
あと何度 こんな無常を見届ければ 私は ――― ・・・