翼をください
止まらないものが あるのです
それは私の 時だったり 涙だったり
君への想い だったりします
私が死んで 君が泣くなら
死んでもいいような 今日この頃です
私が死んで 君も死ぬなら
生きなきゃいけない 気がしています
この詩は君に 届きません
宛名を書き忘れました
君の名前は 今も心に
張り裂けそうな 愛と共に
そっと誰にも 伝えぬままに
私がひとりで 泣けばいいんだ
今はひとりで 君の分まで
泣くから君は 笑ってて
哀しいことは 言わないで
君の翼を 私にください
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+コメント+
↓↓ あおり文 ↓↓
『 君は何処にも行かないで 私がそこに飛んで行くから 』
この詩には 私の中でふたつの解釈があります。
ひとつは 君から翼を奪って 君を飛べなくする 束縛の詩。
もうひとつは 君から翼をもらって 光を受け継ぐ 希望の詩。
あおり文は モロに束縛のほうを意味してますが。
全体的に どっちつかずな複雑な心境で書きました。
『 翼をください 』 っていう題名の作品って 一般的に見て多いと思うんですが
この作品は また一風違った雰囲気の 『 翼をください 』 に
なってれば良いなぁと思いつつ ・・・
あえて ポピュラーなタイトルを付けてみたんです(笑)