真昼の星
何も知らぬと風は吹いてる
何も見えぬと空は哭(な)く
花は私に何も語らず
星は誰を導くわけでもなく
それでは何故 自らの命を削ってまでその身を焦がすのと
問う貴女の瞳が何より純粋で
夢ならいつか覚めるものだと
卑屈に笑って 「 それが運命 」
貴女が 「 可哀想 」 呟いた時
私も同じ 傷を負ったの
そう 今宵また 誰のためでもなく輝く星と
同じ キズを 負った
星に願いをかけるとか 無責任な人間達は言うけれど
本当に 誰よりも 何よりも 願うことを求めているのは
いつも求められている 見上げられている その星自身なんだって
一体 どれだけの人が気付いてあげられたのだろう
分かっていた
運命なんかじゃない
星の光は SOS
果て無き宇宙の闇に浮かぶ
星たちの ココロの 叫び
「 可哀想 」 それだけですか
こんな人間という生物に 救いを求めた
私が間違っていたのでしょうか
またひとつ 輝く術を失った
それでも私は 生きなければ ・・・・・・
何故 問う気力もなかった
それでも私は かたくなに失望を隠し続けなければ ・・・・・・
誰より純粋な貴女に
何も知ってはいけないのだと
何も見てはいけないのだと
語った私を無邪気に見上げた
貴女なら私を 導いてくれるだろうか
夜よ 明けないで
嗚呼 私は消えてしまうよ
貴女の瞳に 映らなくなってしまうよ
私はいつも 貴女を見てる
本当はいつも 此処にいる
信じてくれなきゃ
信じてくれなきゃ
真昼の空にも 星は輝く
どうか私を 認めてください
見上げてください 真昼の星を