入院・手術・・・・・PART 3 



8月13日   術後5日目

お昼前・・・トイレに行って、導尿管を抜いてもらった。
まさしく、その時だった!!
ものすごい痛みが起きて、壁にもたれて、うめき始めたのは。
管を抜いてくれた事とは無関係だが、背中の麻酔をとったので
本格的な痛みが出てきたのだろうと思う。
看護士にささえられて、ベッドへ。
我慢できなくて、汗も出てきて、痛み止めの筋肉注射を打ってもらった。
なかなか収まらなかったが、1時間ほどして、楽になった。
汗だらけで、看護士に無理を言って・・・体を拭いてもらって、着替えもお願いした。

自分のパジャマに着替えた!
下着も、付ける事がオーケーになった。

きちんと着替えたら、ちょうど、近所の人がお見舞いに来てくれたのだ!
グッドタイミングだった。

午後3時、長女が来てしばらくした頃、再び、激痛が・・・。
タイミングよく、Dr.が診に来た時間と重なって、
汗だらけで耐えている私を見て、
車椅子に乗せて、レントゲン室へ連れて行ったのだ。

何か、異変でも起きているのでは・・・とDr.も気になったのだろうか。
痛みが強くて、レントゲン室の移動も大変だった。

すぐに、画像が出て、異変のないことはわかった。
再手術になるかもしれないと、言われた時は、がっくりしたが、
とりあえず、大丈夫だったので、痛みは、注射を打って、乗り切ろうと言うことになった。

レントゲン室の廊下で、Dr.が、
医師は、手術をして悪いところをとりますが、治すのは自分です・・・
という話した。絶飲・絶食も、がんばりましょう。と言われた。
そして、大きなお子さんがいたのですね・・・と。
その時、Dr.は、私と同じくらいの年齢なのかな?と、感じた。

晩、2回も、注射を打ったように思う。
そのくらい、痛かった。


8月14日    術後6日目

この日、便が出た。
何も食べてない。飲んでもいない。
点滴だけでも、出るということをはじめて知った。
いかにも、点滴だけのもの!である。

痛み止め・・・今日も2本。


8月15日    術後7日目     抜糸

痛くなかった。怖くて、傷口は見ていない。



8月16日から18日    まだまだ、絶飲・絶食は 続く・・・・

時折、お腹も痛む。
点滴の針が、一番の苦痛。
起きている間、ずっと、していて、腕は腫れて痛いし、針をさす場所もなくなってきた。
針も、何日ももたなくなってしまった。
何も食べないから、だんだん、血管が細くなっているらしい。
毎日のように、レントゲンも写している。


8月19日   術後11日目     おもゆ

朝から、体温がやや高い。
昼に、おもゆの許可が下りた。

夕方、寒気とともに、38.5度の熱。
血液検査で、白血球が多く、食事は再びストップ

何か異常が起きているかも・・・ということで、エコーもとる。
明日、血液検査で異常が残っていたら、
後、1ヶ月ほど、絶飲・絶食を続ける・・・・との宣告を受けた。
ショックだった。


8月20日    術後12日目    造影剤のCT検査

部長先生の触診。
ドレーン(胆汁の管)がはねていて、用をなさないから、近々取ることになった。
造影剤のCT検査を受ける。
まだ、車椅子での移動である。

胆汁のたまりがあって、それが、悪さのもとらしい。
胆汁が自然吸収されなかったら、抜き取るらしい・・・
ぞぞぞ〜っと思った。

Dr.が、エコー室から出てきて、なんだか、うれしそうだった。
自分の予想通りの結果だったらしい。
昨夜、私が、「おもゆを食べ過ぎたから熱が出たのかしら・・・?」と、質問したら、
「そんなことで、高熱が出ますか?もっと、合理的に物事考えてください」、
な〜んて、言われたのだ。
それにもめげず、今日も、そういうこともあるのでは・・・というニュアンスの会話を
私がしているから・・・
ほ〜〜〜ら、きちんと、理由があるでしょう?・・・という事だろう。

点滴はやめたかった!
血液検査は無事だったので、ポカリスエットを飲んでよいと言われ、
後、2本ほどの点滴を今日はやめにしてくれた。

ポカリスエット・・・・うれしかった。


8月21日     術後13日目

点滴を、3本目でやめてもらった。
腕が痛くて・・・・

ちょうど、点滴の針が耐えられなくて、別の場所に針を差し替える時、
看護士が失敗・・・
そのころ、私の血管は、もう、さすところが探せない状態。
腕は、パンパンに腫れている。

そこに、回診でDr.が来て、
「数日間くらい、何も栄養分入れなくても、私は大丈夫です・・・死にません・・・」
と、言う私に、明日からおもゆをはじめるので、もう、今日は点滴やめておこう、
と・・・・うれしいお言葉!!
さっそくポカリスエットを飲んだ。

ドレーン(胆汁の管)は、まだ、ついていて、今日、少し短く引っ張り出した。
痛くないのが不思議。
この日から、抗生剤(バナン)と胃薬を飲む。
晩、睡眠薬ももらって、ぐっすり眠った。


8月22日    術後14日目     食事スタート

おもゆであるが、食事の許可が下りた。
ドレーンも完全に、抜いた
傷口は、勝手に閉じるそうで、本当に、不思議。

体重測定・・・・42キロ  やせすぎ。驚き!

右の下腹が痛み始める。


8月23日     エコー検査

胆汁のたまり具合を調べる。
まだ、吸収されずにいるらしい・・・・・。
右下腹の痛みがきつい。
睡眠導入剤が効きすぎるので、半分にして使う事にした。


8月25日     術後17日目     入浴許可

ドレーンの傷跡は、きちんと、ふさがったとの事で、入浴が許可された。
念のため、ドレーンの傷跡に防水シートを貼り、
大風呂(温泉でした)をさけて、
個室の風呂を使わせてもらった。

湯船で暖めたら、右下腹の痛みがましになった。


8月26日     術後18日目       

Dr.が、退院の目安を知らせてくれた。
まだ、おもゆのような食事だったので、もちろん、今すぐではないが、
順調なら、9月上旬に・・・と。


8月27日     術後19日

口腔外科の診察に行く。

長い事、絶飲・絶食でいて、ミネラル不足のため舌が真っ白だった。
きれいにしてもらったし、口内炎の様子もチェックしてもらった。


8月28日     術後20日

最後の飲み薬を飲んだ(抗生剤)。
この日、術後初めての大風呂へ行く。
温泉ですから・・・気持ちいい。

しかし・・・
個室の風呂にはない大きな鏡!!

がりがり・・・筋肉なし・・・・の体。
がーーーん、ときたが、温泉は本当に気持ちよかった。


8月29日     術後21日目

体重測定・・・・・・・41.5キロ。
いまだに、傷口が痛くて、つっぱって、前かがみでふらふら歩き。


8月30日     術後22日目

総合内科での診察。
SLEの問診を・・・・。

夕食後、義父の迎えで、一時帰宅する。(許可が下りた)


9月1日     術後24日目

夕方、病院に戻る。


9月2日     術後25日目

傷口がケロイドになるのではないか・・・という心配をDr.に話してみたが、
こんなもんだ・・・・とのこと。
(私にとっては、いやなんですが・・・・これで、普通だとの事。)

まだ、腹痛はある。
常に微熱もある。
なぜだろう??????


9月3日    術後26日目    
退院

いろいろ不調な部分はあるのだが、
入院の順番をまっている人も多い。
普通食になっていない状態だが、
自宅療養できるくらいにはなっているので、
よろこんで、退院する事にした。



    前のページ   次のページ