退院後

さて、ここまで読んできてくださって、ありがとうございました。

退院直後は、スーパーのカートを押す事さえも不可能なくらい、筋力が落ちていました。
お腹の痛みは強く、食事の量は、お寿司を2個食べたらもう何も入らない!!くらいでした。
しかも、少量食べただけで、直後の腹痛がきつかったのです。

傷はつっぱり、前かがみでしか歩けません。
私のやせ方には、近所の友達も驚いていました。

心配だったのは、見えてないお腹の中の4箇所の縫い目(傷口)。
特に、肝臓とつないだ部分については、今後の心配もあるそうなので、今でも不安です。

そして、気になったのは、お腹の15センチほどの傷跡。
今も、残ったままです。真ん中の4センチくらいが、ひどい状態ですが、
その他は、薄くなっていて、時間が経てば消えそうです。

退院しても、まだまだ、病人だったのですね。

そして・・・とれない微熱。痛み
そんな中・・・

10月15日・・・・・・・・・救急車で運ばれる事になってしまいました。

あの日、朝から腹痛が取れなかったけど、長男のカットに付いて行き、
なじみの美容院で、ずいぶん我慢していました。
夕方、痛みがきつくなり、動けなくなりました。
もしかしたら、腹膜炎にでもなっているのか・・・!??
心配で怖くて・・・
義父に救急車を呼んでもらいました。

あまりの痛さにレントゲン台に移動するのが大変でした。
エコー検査で、思いっきり押された時、不思議なのですが、
痛みが引いていきました。

その後、レントゲンもエコーも、血液も異常がないとの事で、
長いこと点滴をしてから帰宅できました。

翌日、消化器内科を受診して・・・・
あの痛みみの原因は、結局のところわからない・・・ということになりました。

確かに、わからないけれど、私は、前日に鍋料理をして
ついつい野菜を食べ過ぎたことによって、癒着している腸が
うまく動かなかったのではないかな・・・と考えています。

事実、その後も、食後に腸が苦しいのです。
食べるとその刺激で、消化液が出て、腸も動くのだと思いますが、
小腸をさわった手術の後遺症なのではないかな・・・と思います。

その上、脂肪分が多い食事をとると、本当にお腹をこわしました。
食事には気をつけています。(今でも・・・・・)


前かがみに歩くことは、今はもうありません。
夏ごろまでは、つっぱりを感じながらの歩行でしたが、現在(1年4ヶ月経過)は意識もしません。

腹筋も、ずっと使わないようにしました。
1年はかかる・・・とDr.に言われましたが、本当でした!
1年たったころ、布団から起き上がる時に、さっと腹筋で起きることが出来ました(ごく自然に)。

食事は一生気をつけないといけませんが、体力・筋力は戻ってきました!
体重は、最近、増え始めました。
46キロくらいになったので、もう、これ以上は増えなくていいです(笑)。

腕に残ったたくさんの注射針のあとや、点滴によるしこりのようなものは
ずいぶん長い事消えませんでした。
特に、手の甲の麻酔針のあとが消えたのは、数ヶ月前でした。
ERCPの麻酔の注射針のあとがずっと痛かったのですが、半年ほどしてわからなくなりました。

全ては時間が解決するのですね。
時間薬・・・とは、よく言ったものです。




今年も、4月に夫婦で人間ドックを受けました。
今回は、無事に通過〜。
これからも、夫婦で人間ドックの受診を欠かさずしていくつもりです。

最後に・・・・
   私の入院騒動では、同居の義父母に 本当にお世話になりました。
   同室になって出会った方々・・・・中には、悪性で亡くなった方も
   いらっしゃいますが、いろいろ勉強させてもらうことが多かったです。
   医師や看護士の方たちには、頭があがりません。助けてもらいました!

   入院中に、いろんな事を知りました。(社会勉強をしましたね。)

これからも、この経験を忘れずに、しっかり生きていきたいと思います。
   (もちろん!親や夫・子供との家族愛の再確認も出来ました。副産物あり・・・ですね♪)



 

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