21世紀に間に合いました!
〜オーストラリア“
珍”婚旅行記〜



第8話

30日 〜「帰国、そして・・・」旅行最終日〜

最後の日もやっぱり早起きだった。思えばこの旅行中ずっとだったなあ・・・。朝の弱い私がよくがんばれたものだ。

10時半ごろの飛行機で帰国の途についた。関空着は夕方6時。帰りは9時間半のフライトだ。二人ともやはり疲れていたらしく、離陸の瞬間を覚えていなかった。気づいたら飛んでいたという感じだ。そうして狭いエコノミーの席で、やはり足をこまめに動かし続けた。飛行機は南半球に別れを告げていた。

 無事に関空到着。ここで私たちは解散。嫁さんはいったん実家へ戻り、明日あらためてうちへ来ることになっていた。よって、学園前行きのバスに乗る。私は伊丹空港行きに乗り、妹に車で迎えにきてもらうことになっていた。そうして、荷物を預けた後、阪急石橋駅まで送ってもらって、毎年恒例の高校時代の友人との忘年会へと向かったのである。飲んで、カラオケをして、自宅へ帰ったのは、翌31日の午前5時であった。

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 結婚してもまだ別居なので、あんまり実感はないのですが、それでもやっぱり嫁さんがいるってのはいいもんなだなぁと感じている今日この頃です。

 オーストラリアへの旅行も、お互いの事をよりよく知り合ういいきっかけになりました。できればまた夏休みにでも、二人で旅行をしたいと思っています。回りの友人たちからも、

「子供ができるまでに、しっかり二人で遊んどきや。」

と言われていますので。

 ところで、オーストラリアではぜひ観てみたいと思っていた「南十字星」は、結局うまく時間が合わず、観ることができませんでした。そのかわり、ガイドさんに教えてもらって、おもしろいものを観ることができました。それは、「上下逆さまになっているオリオン座」です。これはなかなか感動しましたよ。みなさんも南半球に行ったら、ぜひ観てみてください。

 というわけで、締め切り前日〜当日にかけて、合計6時間半費やして書き上げた「言いたい放題」を終わります。

 本年もどうぞよろしく!


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