世紀末「はじめて」物語


第3話



「はじめて」その四 〜夏の思い出〜

 夏にはいつも旅行に行ってるのだが、今回の夏は初めての出来事のオンパレードだった。

 まずは、大学時代の連れ(知る人ぞ知る野村君)と二人で行った、神奈川ツアー。

 後輩夫婦が住んでいるということで、一度遊びに行こうと出かけて行ったのだが、横浜の中華街という、グルメな私にとっては楽しみなイベントも用意されていた。その旅行中の衝撃的な初体験は・・・

   ☆生「コギャル」を見た

 今までテレビでは見たことがあった。だが、町田市の東急ハンズ周辺でこいつらに出くわした時には、さすがに驚いた。制服にルーズソックス、髪はやまんば、顔はガングロ、目の回りは異様に白い(銀?)テレビで見たまんまの姿がそこにはあった。

「きったねーーー。」

連れと口をそろえて言ったのは、言うまでもない。


 中華街での初体験は・・・

ふかひれの姿煮、海燕のスープ

 うまかったー。もう最高。幸せな気分に浸りきっていた。後輩と3人でビデオを回しながら(くいしん坊バンザイ風に)味わっていた。そしてお支払いはお約束の「ゴチバトル」。端数を誰が払うかで盛り上がっていた。(結局後輩の負け)

 後輩のアパートに戻った後、仕事から帰ってきた嫁さんとそのビデオを見ていて、豪遊ぶりがバレてしまい、ちょっと険悪なムードになってた後輩夫婦であった。


 次は下北山若者チームと行った白浜旅行。

 このメンバーと旅行する事自体が私にとって初めてだったが、夏らしい初体験が私を待っていた。それは・・・

ビキニのねーちゃんがいっぱい

 白浜で泳ぐなんて今までなかった。私が今までに行ってた海水浴場は日本海が多かったので、わりとジミな所ばかりだった。(その分、人があまりいなくて落ち着いてるんだけど)だから、白浜の雰囲気には驚いた。若者だらけ。しかも、今まで見たことないぐらいビキニのねーちゃんでいっぱい。最近、学校行事の海水浴でしか泳ぎに行った事のなかった私には衝撃だった。世の中こんなことになってんのか・・・。


 そしてもう一つ、衝撃の初体験。

熊野大花火大会

 下北山生活5年目にして初めて見に行った。りっちゃんのおかげでとてもいい場所で花火を堪能できた。海上で爆破される大迫力に、口は開きっぱなし、声は出っぱなしで、すごく興奮したのである。ついでに言うと、下北山の夏祭りにも初参加して、そこでも花火を見ることができた。3日ほどの間にいろんなことを体験できたのが、とても印象に残っている。また今年もぜひ見に行きたいものだ。渋滞はとんでもないが・・・。


*    *    *

 この他にもまだまだあったと思うのですが、締め切りが迫ってきましたので、(今日は2月1日、I田先生ごめんなさい)この辺にしておきます。

 ここ数年、毎年新年早々に決めている「今年のテーマ」。昨年は「骨を鍛える」「一兎を得たくば、二兎を追え」でした。骨のほうは結局、温泉の骨密度測定機の判定で「C」。1年間でワンランクだけ上がりました。そして、前述の通り、いろいろな事に手を出し行動の幅も広げてきました。そう行った意味では、しっかり目標を達成できた1年でした。

 さあ、今年はどうでしょうか?記念すべき2000年、新しいミレニアムの今年のテーマは「一つに絞る」です。何事もそろそろ一つに絞ってじっくり取り組んで行きたいです。

 今年は、自分の人生で忘れられないような、印象的な一年にしたいです。そして、来るべき新世紀を新たな気持ちで迎えたいものです。そこで、少し気になることが一つ。

 「20世紀なし」は、21世紀に作られてもやはり、「20世紀なし」なのだろうか・・・

今年もどうぞよろしくお願いします。



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