北海道
〜Lonely Tour '96〜



第9話



第9章 「支笏湖へ」


 9時18分洞爺発「スーパー北斗1号」かっこいいぞー。もちろん指定席だ。たった57分しか乗らないのに。さすがに「スーパー」だけあって、内装はめちゃきれい。これで特急料金が「北斗」と一緒とは、なんともお得。…なんて考えているうちに、あっさり苫小牧に着いてしまった。10時15分着。

 苫小牧は洞爺と違って、「街」のイメージが漂っていた。でっかいビルはボワーンと建っとるし、ダイエーはあるし。

 ここから支笏湖へはバスで行くので、バスターミナルへ行った。しかし、たくさんの乗り場のどこを見ても、「支笏湖」の字が見当たらない。しかたないので、案内所のおねえちゃんに聞いてみると、なんてことはない、そのバス会社ではなかったのである。その後、うろうろしてやっと乗り場を見つける。バスに乗ったのはたった3人。いざ支笏湖へ。

 支笏湖は、いかにも「高原の湖」といった感じだった。とにかく紅葉がきれいで、うっとりするほどだ。ここでもひたすら写真を撮る。昼食はヒメマスの焼魚定食(2000円)。これまたうまい。その後、ここにも遊覧船があったので、乗ることにした。「今日で今年の営業は終わり。」の声に誘われて。

 遊覧も終わり、おみやげの「ハイチュウ夕張メロン味」と「おっとっといかすみ味」そして北海道限定の「キリンメッツガラナ」などを買い、バスで再び苫小牧へ戻る。(支笏湖から新千歳空港へはバスが出ているのだが、10月いっぱいで営業終了。タクシーだと5000〜6000円かかるとのこと)苫小牧の駅へと向かう、果てしない直線の道がとても印象的で、きっちりカメラにも収めておいた。




・・・つづく・・・