<文化祭!紐緒様> <校門前で> 「公君。 私に挨拶は? 『えっ、ああ。 紐緒さん、おはよう。 「必ず、 科学部に来なさい。 命令よ。 「必ず、 電脳部に来なさい。 命令よ。 『えぇ、どうしようかな。』 「どうなるか、 覚えてなさい。 『‥‥‥。 『うん、必ず行くよ。』 「当然よ。 来なかったら、 わかってるわね。 (それじゃあ、紐緒さんとの 約束だし、 科学部に行こうかな。) (それじゃあ、紐緒さんとの 約束だし、 電脳部に行こうかな。) 『あっ、紐緒さん。 「何か用? 『一緒に、見学しない? 「私は、科学部よ。 見学なんてできるとでも 思ってるの? 「私は、電脳部よ。 見学なんてできるとでも 思ってるの? 『あっ、そうか。 それじゃ、 しょうがないね。 「ま、あなたが、 見学に来るのは 勝手だけどね。 『一人で行くか。 「あら、主人君。 『一緒に、見学しない? 「私は、科学部なのよ。 一緒に行けるわけ ないじゃないの。 「私は、電脳部なのよ。 一緒に行けるわけ ないじゃないの。 『あっ、そうか。 それじゃ、 しょうがないね。 「ま、あなたが、 見学に来るのは 勝手だけどね。 『そんな部に入ってたとは 知らなかった…。 「あら、主人君 「私に、何の用? 『一緒に、見学しない? 「私は、科学部よ。 見学なんてできるとでも 思ってるの? 「私は、電脳部よ。 見学なんてできるとでも 思ってるの? 『あっ、そうか。 それじゃ、 しょうがないね。 「ま、もともと、 学園祭なんて 興味無いけど。 『一人で行くか。 『あの…、紐緒さん。 一緒に見学しない? 「うるさいわね、 私は科学部なのよ。 行けるわけないじゃない。 『うるさいわね、 私は電脳部なのよ。 行けるわけないじゃない。 「‥‥‥‥。 一人で行くか。 <紐緒さんと一緒に発表(科学部)> <1年目>(薬品実験) 「どうして、私がこんなこと しなきゃならないの。 『こんなことって、 公開薬品実験のこと? 「こんな、つまんない実験、 私は嫌いなのよ。 しかも人に見せるなんて。 『未来の支配者様が、 その様な小さいことを 気にしてはいけません。 「そ、そう? やりたくないけど、 やってあげてもいいわよ。 (疲れるなぁ。 でも、おだてれば、 何とかなるもんだな。) 「どうして、私がこんなこと しなきゃならないの。 『こんなことって、 公開薬品実験のこと? 「こんな、つまんないもの、 あなたが、やりなさいよ。 『いや、こういう舞台は、 紐緒様のような偉大な方が お似合いですよ。 「そ、そうかしら? しょうがないわね、 やってあげるわ。 (疲れるなぁ。 でも、おだてれば、 何とかなるもんだな。) 「どうして、私がこんなこと しなきゃならないの。 『こんなことって、 公開薬品実験のこと? 「そうよ。 こんな、つまんない実験、 私はお断りよ。 『そんなこと言わないで。 お願いします。 紐緒博士。 「博士? いいわね、その響き。 やってあげてもいいわよ。 (疲れるなぁ。 でも、おだてれば、 何とかなるもんだな。) 「こんなくだらない実験に 私が手を下さなきゃ ならないなんて…。 『すいません。 「低能で、無知な猿とは、 話もしたくないわ。 「つまらなかったわ。 『お疲れ様でした。 紐緒様。 「来年は、 もうやらないわよ。 「つまらなかったわ。 『お疲れ様でした。 紐緒様。 「来年は、 もうやらないわよ。 「つまらなかったわ。 『お疲れ様でした。 紐緒博士。 「来年は、 もうやらないわよ。 「馬鹿みたい。 つまらなかったわ。 『お疲れ様でした。 「猿は、話しかけないで ちょうだい。 「つ、つまらなかったわ。 『何か、派手に 爆発したみたいだけど。 大丈夫だった? 「大丈夫に 決まってるじゃない。 全て計算通りよ。 『そ、そうなんだ。 (嘘つき…。) 「つまらなくて、 つい爆発させちゃったわ。 『大丈夫だった? 「馬鹿にしないでよ。 あなたとは、違うのよ。 <2年目>(レーザーアートショー) 「あら、このレーザー…。 この間、私が作った物と 違うわよ。 『この間作ったのって? 「ほら、厚さ50センチの 鉄板を切り裂いたやつよ。 『‥‥‥‥。 (そんな危険なもの 作ってたのか。) 「あれじゃないと、 迫力に欠けるのよね。 『迫力とかそういう問題じゃ ないんだけどなぁ。 「まあ、いいわ。 今回は、許してあげる。 (どうしたんだ。 紐緒さんらしくないぞ。) 「来年は、私の科学力を 見せつけてあげるわ。 ふふふふふ…。 「あら、このレーザー…。 この間、私が作った物と 違うわよ。 『この間作ったのって? 「ほら、厚さ50センチの 鉄板を切り裂いたやつよ。 『そんな危険なもの、 使えるはず ないじゃないか。 「あら、安全よ。 それに、あれじゃないと、 迫力に欠けるのよね。 『半径3キロメール以内に、 近づかなければ大丈夫よ。 「‥‥‥‥‥‥。 それって、安全って 言わないんだけど…。 『まあ、いいわ。 今回は、許してあげる。 (ん? どうしたんだ。 紐緒さんらしくないぞ。) 「来年は、私の科学力を 見せつけてあげるわ。 うふふ…。 「あら、このレーザー…。 この間、私が作った物と 違うわよ。 『この間作ったのって? 「ほら、厚さ50センチの 鉄板を切り裂いたやつよ。 『そんな危険なもの、 使えるはず ないじゃないか。 「これだから、素人はいやね。 でも、いいわ。 今回は、許してあげる。 (ん? どうしたんだ。 紐緒さんらしくないぞ。) 「来年は、私の科学力を 見せつけてあげるわ。 ふふふふふ…。 「あら、このレーザー…。 誰が、準備したの? 『どうしたの、紐緒さん? 俺が準備したんだけど。 「また、無知な猿が 準備したのね。 『‥‥‥‥。 「今度、実験材料に してやろうかしら。 「やっぱり、 あのレーザーじゃないと つまらないわね。 『そ、そう? 「あぁ、来年が 待ちどおしいわ。 「全然、つまらなかった。 『そ、そう? 「来年は見てらっしゃい。 私の科学力を 見せつけてあげるわ。 <3年目>(物質転送装置) 「私の真の科学力を、 あなたに見せつけるとき が来たわ。 『ねえ、本当に大丈夫? この機械…。 「誰に向かって、 口をきいてるの? 黙って見てればいいのよ。 『はい、 見させていただきます。 「ふふふふふ、 ついに私の科学力を、 見せつけるときが来たわ。 『ねえ、本当に大丈夫? この機械…。 「誰に向かって、 口をきいてるの? 私は、超天才なのよ。 『あの…。 良かったら、理論を 教えてくれないかな? 「これでやっと、おおっぴらに 人体実験ができるわ。 『あの、理論を…。 「さあ、始めましょうか。 「ふふふふふ、 ついに私の科学力を、 見せつけるときが来たわ。 『ねえ、本当に大丈夫? この機械…。 「誰に向かって、 口をきいてるの? 私は、超天才なのよ。 『あの…。 良かったら、理論を 教えてくれないかな? 「いやよ。 自分で考えなさい。 「ふふふふふ、 ついに私の科学力を、 見せつけるときが来たわ。 『ねえ、本当に大丈夫? この機械…。 「うるさい小虫がいるわね…。 人体実験の第一号に してあげましょうか? 『い、いえ…。 結構です。 「だったら、 口を挟まないで ちょうだい。 「ま、この私に失敗という 文字はないけど。 自分の才能が怖いわ。 『ものすごかったね。 (怖いのは、才能だけ じゃないと思うけど…。) 「私を尊敬した? 『ああ、尊敬した。 「そう。 それなら、よろしい。 「やったわ、成功よ。 これで、また野望に 一歩近づいたわ。 『あの…、紐緒さん…。 駄目だ、完全に自分の世界に 入っちゃてるよ。 「ふふふふふふ…。 <紐緒さんと一緒に発表(電脳部)> <1年目>(コンピュータ占い) 「占いなんて、馬鹿みたい。 あなたは、作ってきたの? 『血液型から、 二人の相性を 占うんだけど…。 「私が、ちょっと チェックしてあげるわ。 『いいよ、別に…。 「文句言わずに、 コンピュータを 貸しなさい。 『はい、はい。 チェックしてください。 「ここにデータを 入力すればいいのね。 「占いなんて、馬鹿みたい。 あなたは、作ってきたの? 『血液型から、 二人の相性を 占うんだけど…。 「ふーん、そうなの。 『ねぇ、紐緒さん。 最終チェックを 手伝ってくれない? 「そんな、くだらないもの 手伝いたくないわ。 『しょうがない、 一人で勝手に相性を 見てみるか…。 「占いなんて、 馬鹿げてるわ。 『あの…、紐緒さん。 「‥‥‥‥。 何よ? 『相性占いなんだけど、 良かったら、 チェックしてくれない? 「お断りよ。 『しょうがない、 一人で勝手に相性を 見てみるか…。 「あっ、手が滑ったわ。 『あっ、リセットボタンを…。 ひどいなぁ。 「偶然よ、偶然。 『偶然ねぇ…。 「ま、こんなものね。 『普通の結果だね。 「どうして、こういう 結果が出るの? 『そりゃ、俺と紐緒さんの 相性がいいからでしょう。 「そんな事あるわけ ないじゃない。 バグなんじゃないの? 『えっ、無いとは 言えないけど…。 「当たってるじゃない。 結構すごいわね。 『えっ、いや、 そんな事はないんじゃ…。 「なんだ、最高の相性じゃん。 全然悪くないぞ。 「なんだ、そんなに 悪くないじゃんか。 「やっぱり、 そうなのかなぁ。 「こんなもの作ってて 楽しい? 『そりゃま、それなりに…。 「いいわねぇ、 この程度で満足できて、 うらやましいわ。 『そ、そうかなぁ…。 「あーあ…。 コンピュータ占いなんて 馬鹿げてるわ。 『紐緒さんは、 作ってこなかったの? 「一応、作ってきたわよ。 題して、 ”超未来階級占い”よ。 『何か、すごそうだね…。 どんな占い? 「制限時間内に質問に答えて、 未来を占うのよ。 ちょっとやってみない? 『よし、やってみるか…。 「それじゃ、 スタートさせるわよ。 ・ ・ ・ 『あのさ…。 『これって、 知能テストじゃないの? 「ま、そうとも言うわね。 『‥‥‥。 それが、未来と どういう関係が…? 「わかってないわね。 このテストに合格すれば、 私の部下として、未来で、 支配階級になれるのよ。 『‥‥‥‥。 はぁ、そうですか。 「訳のわからない 占いなんかより、 こっちの方が確実よ。 <2年目>(ツインビー) 「ゲームなんて くだらないわね。 あなたは、作ってきたの? 『作ってきたけど…。 自信はあまりないなぁ。 「そう? 私が評価してあげても いいわよ。 『本当、助かるよ。 「それじゃ、 プレイしてみて。 『はぁ? 紐緒さんが プレイするんじゃないの? 「うるさいわね、 黙ってやりなさいよ。 『はい、はい。 「くだらないけど、 なかなかいいんじゃない。 『そ、そう。 紐緒さんにそう言われると、 自信つくなぁ。 「ゲームって、 本当にくだらない 遊びねぇ。 『ゲームなんて くだらないわね。 あなたは、作ってきたの? 「作ってきたけど…。 自信はあまりないなぁ。 『あっ、紐緒さん悪いけど、ちょっと 評価してくれない。 「本当に、悪いわよ。 見てるだけならいいわよ。 『‥‥‥‥‥‥。 そ、それでもいいよ。 「くだらないけど、 まあまあなんじゃない。 『そ、そう。 紐緒さんにそう言われると、 自信つくなぁ。 「ゲームって、 本当にくだらない 遊びねぇ。 「ゲームなんて、 馬鹿みたい。 『あっ、紐緒さん。 「…何よ? 『悪いけど、ちょっと 評価してくれない。 「嫌よ。 『一人で、 寂しくプレイするか…。 「ああ、面白かった。 (むなしい…。) 「コンピュータゲームなんて、 くだらないわね。 『紐緒さんって、 ゲーム嫌いだった? 「嫌いじゃないけど、 ただのゲームじゃ つまんないわ。 『ただのゲームじゃ ないのって? 「例えば、私の作ったこの 結奈様ゲーム なんてすごいわよ。 『すごい名前だね…。 どうすごいの? 「これはね、ゲームをすると 私を崇めるように なるのよ。 『それって、ただの洗脳って 言うんじゃ…。 「楽しいわよ。 どう? あなたも、やってみない? 『い、いや。 遠慮しておくよ…。 「あら、残念ね。 <3年目>(軍事衛星ハッキング) 「耐え難きを耐え、 忍び難きを忍び、 ついに、 この日がやって来たわ。 『紐緒さん。 何、興奮してるの? 「べ、別に…。 興奮なんてしてないわよ。 『でも、今日の実演ってさ。 実際にコンピュータに侵入は しないんでしょう? 「さーっ、どうかしらね? 『軍事衛星のプログラムって、 何重にもプロテクトが かかってるんでしょ? 「黙って見てれば、 わかるわよ。 「耐え難きを耐え、 忍び難きを忍び、 ついに、 この日がやって来たわ。 『紐緒さん。 何、興奮してるの? 「べ、別に…。 興奮なんてしてないわよ。 『でも、今日の実演ってさ。 実際に侵入は しないんでしょう? 「あなたのような人には、 教えてあげないわ。 『軍事衛星のプログラムって、 何重にもプロテクトが かかってるんでしょ? 「黙って見てれば、 わかるわよ。 「耐え難きを耐え、 忍び難きを忍び、 ついに、 この日がやって来たわ。 『紐緒さん。 今日の実演って、 うけ狙いなんでしょう。 「ふん。 あなたのような人は、 私、相手にしないの。 「見た? 私の天才的プログラムを。 『紐緒さん…。 君って一体…。 「ふふふふ…。 世界はもうすぐ 私のものよ。 「やったわ。 もうすぐ全てが 私の物に…。 『紐緒さん…。 君って一体…。 <紐緒さんの発表を見に行く(科学部)> <1年目>(薬品実験) 「あっ、来たわね。 「来たわね。 「来たのね。 『紐緒さんって、 この部だったんだ。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない薬品調合実験の ショーよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 くだらないわよ。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない薬品調合実験の ショーよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 別に見なくてもいいわよ。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない薬品調合実験の ショーよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 見なくてもいいから。 「よく最後まで 見てられたわね。 『最後、爆発した みたいだけど 大丈夫だったの? 「当然よ。 あの程度で、爆発なんて 言わないでよね。 『そ、そう。 大丈夫なら いいんだけどね。 「別に用はないから 帰ってもいいわよ。 『そ、そうだね。 そろそろ帰ろうかな。 「毎年来れば、そのうち 良い物を見せてあげるわ。 「まだ、いたの? 『最後、爆発した みたいだけど 大丈夫だった? 「爆発? 私は知らないわよ。 燃えたの間違いじゃない? 『べ、別にそれでも いいんだけどね。 怪我はなかった? 「あるわけないでしょう。 爆発ならいざ知らず。 『それならいいんだけどね。 さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「毎年来れば、そのうち 良い物を見せてあげるわ。 「まだ、いたの? 『最後、爆発した みたいだけど 大丈夫だったの? 「当たり前でしょう。 あんなことでもしないと、 つまらなくて。 『そ、そう。 それならいいんだけど。 「用が無ければ、 もう帰ったら? 『そ、そうだね。 そろそろ帰ろうかな。 「それがいいわよ。 <2年目>(レーザーアートショー) 『ここは、 何の展示をしてるの? 「つまらないレーザー光線で くだらない絵を描くのよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 くだらないわよ。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「つまらないレーザー光線で くだらない絵を描くのよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 別に見なくてもいいわよ。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「つまらないレーザー光線で くだらない絵を描くのよ。 『へぇ、それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるけど、 見なくてもいいから。 「よく最後まで 見てられたわね。 『すごく、奇麗だったよ。 「そんな事は別に どうでもいいのよ。 私のレーザーを使えば…。 『紐緒さんの レーザーを使えば? 「厚さ50センチの 鉄板を切り裂くことが できたのに。 『それって、今回の実験と 関係ないんじゃ…。 「あぁ、 欲求不満がたまるわ。 『さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「来年よ。 来年こそ見てなさい。 「まだ、いたの? 『すごく、奇麗だったね。 「何が? 『何がって、 今のショーが…。 「どうして? 『どうしてって…。 「せっかくのレーザーを こんな馬鹿げた事にしか 使えないなんて。 『そ、そう…。 さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「来年よ。 来年こそ見てなさい。 「まだ、いたの? 『すごく、奇麗だね。 「こういう人がいるから、 いつまでもくだらない事しか できないのよ。 『‥‥‥‥。 さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「来年よ。 来年こそ見てなさい。 <3年目>(物質転送装置) 『ここは、 何の展示をしてるの? 「物質転送実験の 実演よ。 『ぶ、物質転送? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 ゆっくり見ていきなさい。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「物質転送実験の 実演よ。 『ぶ、物質転送? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 よぉく見ておきなさい。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「物質転送実験の 実演よ。 『ぶ、物質転送? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 ゆっくり見ていきなさい。 「どう、 この研究の成果は? 『す、すごいね。 夢でも見てたみたい。 「そうでしょう。 あぁ、 自分の才能が怖いわ。 『そ、そうだね…。 (怖いのは、才能だけ じゃないと思うけど…。) 「これで、 私の夢がかなうのね。 『夢って? (紐緒さんも結構可愛い とこあるじゃないか。) 「今は秘密よ。 そのうちわかるわ。 『そ、そう。 それじゃ、 そろそろ帰るよ。 「そう、さよなら。 「どう、この機械は? 素晴らしいでしょう。 『す、すごいね。 夢でも見てたみたい。 「私の科学力を 思い知ったみたいね。 『お、思い知ったよ。 でも、これ何に使うの? 「これで、私の野望は 達成したも同然よ。 ふふふふふふ…。 『聞いちゃいねぇ。 なんか怖いな…。 今のうちに、帰っちゃお。 「ふふふふふ…。 あっ、待ちなさい。 「どう、 私の科学力は? 『す、すごいね。 夢でも見てたみたい。 「そうでしょう。 これで、全ては 私の思い通りよ。 『‥‥‥‥。 さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「さよなら。 ひとときの自由を 楽しみなさい。 <紐緒さんの発表を見に行く(電脳部)> <1年目>(コンピュータ占い) 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらないコンピュータ 占いよ。 『へぇ、コンピューターの 占いか。 ねぇ、占ってよ? 「しょうがないわね。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらないコンピュータ 占いよ。 『へぇ、コンピューターの 占いか。 ねぇ、占ってよ? 「しょうがないわね。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらないコンピュータ 占いよ。 『へぇ、コンピューターの 占いか。 ねぇ、占ってよ? 「しょうがないわね。 *パソコン NMS_9000* タダイマ、ケイサンチュウ・・・ *パソコン NMS_9000* アナタハ、 ヒモオ ユイナ サマ ノ ケライ ニ ナルデショウ。 『‥‥‥‥。 なにこの結果? 「そういう事よ。 それ以外の 何物でもないわ。 『こういうのは、 占いと言わないんじゃ…。 「いいのよ。 そんな不明確なものよりも、 確実な方がいいでしょう? 『こ、これって、確実だと 思えないんだけど…。 「確実だって事が、 今にわかるわよ。 『そ、そう。 じゃあ、そろそろ帰るよ。 「毎年来れば、そのうち いい物を見せてあげるわ。 『‥‥‥‥。 なにこの結果? 「そういう事よ。 それ以外の 何物でもないわ。 『こういうのは、 占いと言わないんじゃ…。 「いいのよ。 そんな不明確なものよりも、 確実な方がいいでしょう? 『こ、これって、確実だと 思えないんだけど…。 「確実よ。 『そ、そう。 じゃあ、そろそろ帰るよ。 「そう、さよなら。 『‥‥‥‥。 なにこの結果? 「そういう事よ。 それ以外の 何物でもないわ。 『こういうのは、 占いと言わないんじゃ…。 「いいのよ。 確実に当たるんだから。 『えっ、そうは 思えないんだけど…。 「別にいいわよ、 信じなくても。 『そ、そう。 じゃあ、そろそろ帰るよ。 「そう、さよなら。 <2年目>(ツインビー) 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない コンピュータゲームの 展示よ。 『ねぇ、やってもいいかな? 「好きにすれば。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない コンピュータゲームの 展示よ。 『ねぇ、やってもいいかな? 「勝手にやったら。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「くだらない コンピュータゲームの 展示よ。 『ねぇ、やってもいいかな? 「勝手にやったら。 「なかなか巧いじゃない。 戦闘隊長にして あげてもいいわよ。 『なにそれ? 「今は秘密よ。 そのうちわかるわよ。 「下手ね。 『結構、難しいよ。 「そう? 実戦はもっと難しいわよ。 『なにそれ? 「今は秘密よ。 そのうちわかるわよ。 「下手ね。 『結構、難しいよ。 「別に、そうは思わないわ。 「こんなもの巧くても、 何にもならないわね。 『それはそうだけど…。 そろそろ帰ろうかな。 「下手ね。 『結構、難しいよ。 「別に、そうは思わないわ。 『そう…。 さあて、 そろそろ帰ろうかな。 「来年よ。 来年こそ見てなさい。 『それじゃ、さよなら。 <3年目>(軍事衛星ハッキング) 『ここは、 何の展示をしてるの? 「ハッキングの実演よ。 『ハ、ハッキング? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 ゆっくり見ていきなさい。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「ハッキングの実演よ。 『ハ、ハッキング? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 よぉく見ておきなさい。 『ここは、 何の展示をしてるの? 「ハッキングの実演よ。 『ハ、ハッキング? それって、 いつから始まるの? 「今から、始めるから、 ゆっくり見ていきなさい。 「どう、 このプログラムは? 『す、すごいね。 いまの何だったの? 「ほんのちょっと、某A国の 軍事衛星を借りて、 レーザー攻撃したのよ。 『そ、そんなことして 大丈夫? 「大丈夫よ。 もうすぐ 私の夢がかなうのよ。 『夢って? (紐緒さんも結構可愛い とこあるじゃないか。) 「今は秘密よ。 そのうちわかるわ。 『そ、そう。 それじゃ、 そろそろ帰るよ。 「そう、さよなら。 「どう、このプログラムは? 素晴らしいでしょう。 『す、すごいね。 いまの何だったの? 「ほんのちょっと、某A国の 軍事衛星を借りて、 レーザー攻撃したのよ。 『そ、そんなことして 大丈夫? 「大丈夫よ。 もうすぐ総ては、 私のものよ。 『‥‥‥‥。 さて、帰ろう。 「あっ、待ちなさい。 私の話は、 まだ終わってないわよ。 「どう、このプログラムは? 素晴らしいでしょう。 『す、すごいね。 いまの何だったの? 「某A国の軍事衛星を借りて、 レーザー攻撃したのよ。 『そ、そんなことして 大丈夫? 「別に、平気よ。 『そ、そう。 それじゃ、 そろそろ帰るよ。 「そう、さよなら。 『あれって、 犯罪なんじゃ…。 「何が? <紐緒さんが見学に来る> <文芸部1年目>(詩集の展示) 「まぁ、素敵。 たくさん詩が 飾ってあるわ。 『ひ、紐緒さん。 頭でも打ったの? 「うるさいわね。 人がせっかく感動している ふりをしてあげたのに…。 『だって、紐緒さんから 考えもつかないセリフが 出たもんだから。 「私を侮辱したわね。 許せないわ。 『いや、ちょっと、 そんなつもりは…。 「詩なんてつまらないもの 読みたくはないけど…。 そこの詩集を渡しなさい。 『配ってるのだから、 別にいいけど…。 「明日、感想を 聞かせてあげるわ。 楽しみに待ってなさい。 『紐緒さんが、 詩を読むなんて…。 「ここは、くだらないもの しかないわね。 『あっ、紐緒さん。 くだらないとは、 失礼だな。 「詩なんてもの、 空想的で、非現実的で、 くだらないわよ。 『詩を楽しめる人は、 心が豊かな証拠なんだよ。 「私が、世界を手にしたとき、 詩なんてもの、この世から 消し去ってあげるわ。 『紐緒さん。 一度でいいから、 この詩集読んでみない? 「それは、私に対する挑戦ね? いいわ、受けて立つわ。 『そんな挑戦なんて…。 「言い訳はいいわ。 明日を楽しみに 待っていなさい。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 でも、楽しみってなんだ? 「なぜあなたは、 こんな所にいるの? 『あっ、紐緒さん。 なぜって、 俺、文芸部だから…。 「と、言うことは…。 このくだらない文字も、 あなたが書いたのね? 『くだらない文字? あっ、詩のことね。 そうだよ。 「詩なんてものを 書く人の気が知れないわ。 頭がおかしいんじゃない? 『詩を楽しめる人は、 心が豊かな証拠なんだよ。 「私が、世界を手にしたとき、 詩なんてもの、この世から 消し去ってあげるわ。 『紐緒さん。 一度でいいから、 この詩集読んでみない? 「それは、私に対する挑戦ね? いいわ、受けて立つわ。 『そんな挑戦なんて…。 「言い訳はいいわ。 明日を楽しみに 待っていなさい。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 「くだらないわね。 『紐緒さん、 いきなりそれは ないでしょう。 「くだらないものを、 くだらないと言って 何が悪いの? 『くだらないかどうか、 この詩集を読んでから 言ってくれよ。 「いいわよ。 その、挑戦受けて立つわ。 明日を楽しみにね。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 でも、楽しみってなんだ? <文芸部2年目>(文集の展示) 「まぁ、素敵。 たくさん作文が 飾ってあるわ。 『ひ、紐緒さん。 頭でも打ったの? 「うるさいわね。 人がせっかく感動している ふりをしてあげたのに…。 『だって、紐緒さんから 考えもつかないセリフが 出たもんだから。 「私を侮辱したわね。 許せないわ。 『いや、ちょっと、 そんなつもりは…。 「作文なんてつまらないもの 読みたくはないけど…、 そこの文集を渡しなさい。 『配ってるのだから、 別にいいけど…。 「明日、感想を 聞かせてあげるわ。 楽しみに待ってなさい。 『紐緒さんが、 作文を読むなんて…。 「くだらない文章が 並んでるわね。 『あっ、紐緒さん。 くだらない文章とは、 失礼だな。 「ところで、何なの この文章は? 『俺達が書いた作文だよ。 「作文? 笑わせてくれるわ。 小学生じゃあるまいし…。 『くだらないかどうか、 一度、この文集を 読んでくれよ。 「それは、私に対する挑戦ね? いいわ、受けて立つわ。 『そんな挑戦なんて…。 「言い訳はいいわ。 明日を楽しみに 待っていなさい。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 でも、楽しみってなんだ? 「なぜあなたは、 こんな所にいるの? 『あっ、紐緒さん。 なぜって、 俺、文芸部だから…。 「と、言うことは…。 このくだらない文字も、 あなたが書いたのね? 『くだらない文字? あっ、作文のことね。 そうだよ。 「作文なんてものを 書く人の気が知れないわ。 頭おかしいんじゃない? 『くだらないかどうか、 一度、この文集を 読んでくれよ。 「それは、私に対する挑戦ね? いいわ、受けて立つわ。 『そんな挑戦なんて…。 「言い訳はいいわ。 明日を楽しみに 待っていなさい。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 「くだらないわね。 『紐緒さん、 いきなりそれは ないでしょう。 「くだらないものを、 くだらないと言って 何が悪いの? 『くだらないかどうか、 この文集を読んでから 言ってくれよ。 「いいわよ。 その、挑戦受けて立つわ。 明日を楽しみにね。 『勝手なこと言って、 行っちゃったよ。 でも、楽しみってなんだ? <文芸部3年目>(弁論大会 BY 主人公) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 どうだった? 「内容はつまらなかったけど、 私の演説の文章を 考えさせてあげるわ。 『紐緒さんが…? 何の演説? 「その時が来れば、 いずれわかるわよ。 それじゃ、失礼。 『その時って、 いったい…? 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 どうだった? 「あんなちっぽけなところで 演説しても、 つまらないわね。 『えっ? 何のこと? 「私が、演説するときは、 全テレビ回線を ジャックして…。 『あの…。 俺の弁論の感想は…? 「あっ、そのためには、 自動でテレビの電源がオンに なる機械を作らなきゃ…。 『あの…。 「そうと決まったら、 すぐ研究よ。 『あの…。 弁論の感想を…。 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 ど、どうだった? 「なんか、くだらないこと 言ってたわね。 『くだらないとは、 ひどいなぁ。 「そんな暇があったら、 科学部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 「そんな暇があったら、 電脳部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『紐緒さんって、 科学部だったんだ… 『紐緒さんって、 電脳部だったんだ… 『研究の成果って? 「今まで知らなかったの? 私も落ちたものね…。 『そ、それで、 研究の成果って? 「弁論なんかで 満足しているような人には 思いもつかないものよ。 『いったい何だろう? 「一生考えてなさい。 それじゃ、失礼。 (もう、展示は見れないし…。 いったい何を 研究してたんだろう…?) 『あっ、紐緒さん。 そんなところで、 いったい何してるの? 「いけない、 見つかった。 『見つかった? 何が? 「何でもいいでしょう。 さよなら。 『何してたんだろう? 「そんな暇があったら、 有益な研究でもしたら? 『有益って、どんな? 「自分で考えなさい。 それじゃ、失礼。 『弁論、気に入らなかった のかなぁ…。 <演劇部1年目>(金太郎侍) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「私には、納得いかない 内容だったけど、 まあまあじゃないの。 『納得いかないって、 どのへんが? 「勧善懲悪よ。 『それって、 セオリーなんじゃ…。 「そんな非現実的なこと、 あるわけないじゃない。 もうすぐ、わかるわよ。 『えっ? もうすぐわかるって…? 「その時には、お抱えの劇団に してあげてもいいわよ。 ふふふふ…。 『お抱えの劇団…? 「考えといてね。 それじゃ、失礼。 (何を 言ってるんだろう…。) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「なぜ悪代官が殺されるの? おかしいんじゃない? 『なぜって…。 これが時代劇の セオリーだし…。 「世の中、正義が強いとは 限らないのよ。 ま、今にわかるけどね…。 『今にわかるって、 どうして? 「今にわかるわよ。 ふふふふ…。 それじゃ、さよなら。 (いったい、 何をする気だろう?) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「つまらないわ。 勧善懲悪が許せないわね。 『でも、時代劇の セオリーだし…。 「言い訳するつもり? 私が支配者なら、 こんなの焼き捨てるわね。 『あの…、 言い訳じゃなくて…。 「不愉快だわ、失礼。 (勧善懲悪の、 何がいけないんだろう…。) 『あっ、紐緒さん。 そんなところで、 いったい何してるの? 「いけない、 見つかった。 『見つかった? 何が? 「何でもいいでしょう。 さよなら。 (何してたんだろう?) <演劇部2年目>(カルトマン) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「全然面白くないわ。 『はっきり言うねぇ。 「正義ぶった、ヒーローなんて 許せないわね。 世の中を甘く見てるわ。 『じゃあ、 どういうのがいいの? 「そうね、天才美少女が 世界を支配するのが いいわね。 『それって…、 紐緒さんのこと? 「何でもいいじゃない。 ひとつの案としてよ…。 『ひとつの案ねぇ…。 「ちょっと、不愉快だから 失礼するわね。 (天才美少女ねぇ。) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「あまり面白くなかったわ。 『はっきり言うね。 「だって、正義ぶった、 偽善者のヒーローなんて 最低よ。 『弱きを助け、悪を砕くのが 偽善なの? 「愛とか友情が正義の力なんて 虫酸が走る言葉を平気で言う 人は信用できないのよ。 『そうかなぁ…? 「考えてもみなさい。 ヒーローは最後には力で ねじ伏せるのよ。 『そりゃそうだけど…。 「行き着くところは、 力が正義なのよ。 『でも…。 「嘘をついてまで、 正義面しなくていいの。 やっぱり悪が最高よ。 『‥‥‥‥。 「ちょっと不愉快だから、 失礼するわ。 (悪がいいのかなぁ…。) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「私、こういうの嫌いなの。 『普通、女の子は ヒーロー物なんか、 見ないもんね。 「そうじゃなくて、 正義面した、 ヒーローが嫌いなのよ。 「愛だの友情だの言いながら、 結局、最後には力で 解決するじゃない。 『そ、それはそうだけど。 「それなら、初めから 力が正義と言っている、 悪の組織の方がいいわよ。 『そうかなぁ…? 「あたりまえじゃない。 ちゃんと考えてみなさいよ。 じゃあ、さよなら。 (そうかなぁ…?) <演劇部3年目>(ロメオとジュリエッタ) 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「またこれで、 愛の馬鹿さ加減を 再認識したわ。 『じゃあ、紐緒さんは ボーイフレンドとか 欲しくないの? 「そ、それは、 大いなる計画の前には、 それは些細なことなのよ。 『それは、寂しすぎる…。 「いいのよ。 いずれ、 私の思いの通りになるわ。 『いずれねぇ…。 「不愉快だわ。 失礼。 『紐緒さん、なんか うろたえてたような。 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「くさいわね。 『そこまで、 はっきり言わなくても…。 「愛だの、恋だの、 観客を馬鹿にするのも いい加減にしなさいよ。 『そこまで言う? 「所詮、愛なんて力の前には ひれふすのよ。 『紐緒さんには、 ロマンってものが無いね。 「ロマンじゃ、 世界の支配は できないのよ。 『そりゃま、そうだけど…。 「もう少し勉強なさい。 さよなら。 『心が、すさんでるなぁ…。 「見てたわよ。 『あっ、紐緒さん。 見に来てくれたんだ。 どうだった? 「くだらないわ。 こんな劇、 やめたほうがいいわよ。 『えーっ、名作なのに どうして? 「こんなのやるぐらいなら、 科学部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 「こんなのやるぐらいなら、 電脳部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『紐緒さんて、 科学部だったんだ。 『紐緒さんて、 電脳部だったんだ。 『研究の成果って? 「今まで知らなかったの? 私も落ちたものね…。 『そ、それで、 研究の成果って? 「演劇なんかで 満足しているような人には 思いもつかないものよ。 『いったい何だろう? 「一生考えてなさい。 それじゃ、失礼。 (もう、展示は見れないし…。 いったい何を 研究してたんだろう…?) 「そんな暇があったら、 有益な研究でもしたら? 『有益って、どんな? 「自分で考えなさい。 それじゃ、失礼。 『名作なのになぁ…。 <科学部1年目>(薬品実験) 「実験ショーを 早く始めて。 『あっ、紐緒さん。 電脳部の方はどう? 「別に、どうでも いいでしょう。 早く始めて。 『あっ、紐緒さん。 電脳部の方はどう? 「別に、関係ないでしょう。 早く始めて。 『あっ、紐緒さん。 電脳部の方はどう? 「別に…。 早く始めて。 『あっ、すぐ始めるよ。 「早く始めて…。 『あっ、紐緒さん。 電脳部の方はどう? 「‥‥。 早く始めて…。 『す、すぐ始めるよ。 『どうだった? 「やっぱりこの程度の 子供だましね…。 『そうかなぁ、 普通だと思うけどなぁ…。 「でも、安心しなさい。 あの機械が完成すれば、 もうこんなつまらないこと しなくてもいいのよ。 『ねぇ、あの機械って何? 「まだ秘密よ。 でも、卒業するまでには 見せれると思うわ。 『へぇ、何だろう? 「楽しみに待ってなさい。 それじゃ、さよなら。 (変な機械だったら、 やだなぁ。) 『どうだった? 「つまらないわ。 どうしてこんなにレベルが 低いのかしら。 『普通だと思うけどなぁ…。 「これじゃいけないわ。 私のいる学校が こんなレベルなんて…。 『あの…。 「もう少しで、 あれができ上がるわ。 そうすれは…。 『紐緒さん。 あれって、何…? 「もう帰って、一刻も早く 完成させなくちゃ。 (あれって、何だよう…。) 『どうだった? 「やっぱり思ったとおりね。 いまどきこんな実験 やってるの猿ぐらいよ。 『猿は、 実験しないと思うけど…。 「でも、あなたは とてもラッキーよ。 私と同じ学年で。 『えっ、どうして? 「それは、卒業するまでには わかるわよ。 それじゃ、失礼。 『いったい何だろう? 『あれ、紐緒さんがいない。 ショーの最中は いたんだけどなぁ…。 <科学部2年目>(レーザーアート) 「私の作った、 機械の調子はどう? 『あっ、紐緒さん。 これからやるから、 自分の眼で確かめてよ。 「いいわよ。 やってみて。 「早く始めて…。 『あっ、紐緒さん。 『紐緒さんの作った機械、 調子いいよ。 「‥‥。 早く始めて…。 『す、すぐ始めるよ。 『どうだった? 「どうして、 せっかくのレーザーなのに、 こういう使い方をするの? 『いや、奇麗だなぁと思って。 他の使い方と言うと…? 「出力アップして、 兵器にするとか…。 『兵器ねぇ。 あとは? 「‥‥‥‥。 別にいいじゃない。 それができれば十分よ。 『そうかなぁ…? 「でも、安心しなさい。 あの機械が完成すれば、 もうこんなつまらないこと しなくてもいいのよ。 『ねぇ、あの機械って何? 「まだ秘密よ。 でも、卒業するまでには 見せれると思うわ。 『へぇ、何だろう? 「楽しみに待ってなさい。 それじゃ、さよなら。 (変な機械だったら、 やだなぁ。) 「つまらないわ。 レーザーをこんな事にしか 使えないなんて…。 『えっ、奇麗じゃない。 「これじゃいけないわ。 私のいる学校が こんなレベルなんて…。 『あの…。 「もう少し、もう少しよ。 あれの完成は目の前なのよ。 そうすれは…。 『紐緒さん。あれって、何…? 「もう帰って、一刻も早く 完成させなくちゃ。 (あれって、何だよう…。) 『どうだった? 「やっぱり思ったとおりね。 いまどきこんな実験 やってるの猿ぐらいよ。 『猿は、 レーザーなんて 使わないと思うけど…。 「でも、あなたは とてもラッキーよ。 私と同じ学年で。 『えっ、どうして? 「それは、卒業するまでには わかるわよ。 それじゃ、失礼。 (いったい何だろう?) 『あれ、紐緒さんがいない。 ショーの最中は いたんだけどなぁ…。 <科学部3年目>(物体転送) 「私の作った、 機械の調子はどう? 『あっ、紐緒さん。 これからやるから、 自分の眼で確かめてよ。 「いいわよ。 やってみて。 「早く始めて…。 『紐緒さんの作った機械、 調子いいよ。 「‥‥。 早く始めて…。 『す、すぐ始めるよ。 『どうだった? 「これぞ科学よ。 どう、私を尊敬した? 『あぁ、尊敬した。 「それならよろしい。 それじゃ、失礼するわ。 (やっぱり、紐緒さんて 天才なのかな…。) 『どうだった? 「最高ね。 自分の才能が怖いわ。 『これって、 どういう理論なの? 参考までに教えてよ。 「企業秘密よ。 これで野望に、 一歩近づいたわ。 『あの、紐緒さん…。 駄目だ、完全に自分の世界に 行っちゃてるよ。 「すべての人間は、 この私に平伏するのよ。 ふふふふふ…。 (やっぱり、紐緒さんて 天才なのかな…。) 『どうだった? 「素晴らしい、まさに完壁よ。 あぁ、自分の才能が 恐ろしいわ。 『そ、そうだね…。 (恐ろしいのは、才能だけじゃ ないと思うけど…。) 「もう満足よ。 それじゃ、さよなら。 (やっぱり、紐緒さんて 天才なのかな…。) 『あれ、紐緒さんがいない。 ショーの最中は いたんだけどなぁ…。 <電脳部1年目>(コンピュータ占い) 「くだらないもの やってるわね…。 『あっ、紐緒さん。 くだらないとはひどいなぁ。 一生懸命作ったのに。 「コンピュータ占いなんて 低能すぎるわ。 『いいじゃない。 コンピュータ占い やろうよ? 「しかたがないわね。 やってあげてもいいわ。 『本当? 言ってみるもんだなぁ。 「くだらないもの やってるわね…。 『あっ、紐緒さん。 くだらないとはひどいなぁ。 一生懸命作ったのに。 「せっかくのコンピュータを こんな使い方しか できないなんて…。 『いいじゃない。 コンピュータ占い やろうよ? 「どうしてもって言うのなら、 やってあげてもいいわよ。 『本当? 言ってみるもんだなぁ。 「あっ、手が滑ったわ。 『あっ、リセットボタンを…。 ひどいなぁ。 「偶然よ、偶然。 『偶然ねぇ…。 「ま、こんなものね。 『普通の結果だね。 「どうして、こういう 結果が出るの? 『そりゃ、俺と紐緒さんの 相性がいいからでしょう。 「そんな事あるわけ ないじゃない。 バグなんじゃないの? 『えっ、無いとは 言えないけど…。 「当たってるじゃない。 結構すごいわね。 『えっ、いや、 そんな事はないんじゃ…。 「占いなんてやっぱり つまらないわ。 『それじゃ、 どんなのがいいの?。 「もうじき、満足のできる プログラムが完成するわ。 そのときわかるわよ。 『それまでは秘密なの? 「そうよ。 それじゃ、さよなら。 (どんなプログラム なんだろう。) 「こんなもの作ってて 楽しい? 『そりゃま、それなりに…。 「いいわねぇ、 この程度で満足できて。 うらやましいわ。 『じゃあ、紐緒さんは、 どんなのだったら、 満足できるの? 「もうじき、満足のできる プログラムが完成するわ。 そのときわかるわよ。 『それまでは秘密なの? 「そうよ。 それじゃ、さよなら。 (どんなプログラム なんだろう。) 「くだらないもの やってるわね…。 『あっ、紐緒さん。 くだらないとはひどいなぁ。 一生懸命作ったのに。 「コンピュータ占いなんて 猿しかやらないんじゃ ないの? 『いいじゃない。 コンピュータ占い やろうよ? 「私は、そんな低能なもの やりたくないわ。 『どうしても駄目? 「駄目よ。 それじゃ、さよなら。 『俺達って、 相性悪いのかな…。 そうだ、占ってみよう。 「‥‥‥‥。 『あっ、紐緒さん。 コンピューター占い やらない? 「お断りよ。 それじゃ、失礼。 『俺達って、 相性悪いのかな…。 そうだ、占ってみよう。 『何だ、最高の相性じゃん。 全然悪くないぞ。 『何だ、そんなに 悪くないじゃんか。 『やっぱり、 そうなのかなぁ。 <電脳部2年目>(ツインビー) 「くだらないもの、 やってるわね。 『くだらないと言えば くだらないけど…。 「ちょっと、 やってみせて。 「やってみせてよ。 『あ、あぁ、いいよ。 「何? このくだらないもの…。 『何って、コンピュータゲーム だけど…。 どう、やってみない? 「私がやるわけないでしょう。 『そりゃそうだ。 「見るだけなら、 見てあげてもいいわよ。 『えっ、本当? それでも、いいよ。 「くだらないもの、 やってるわね。 『くだらなくないとは、 言わないけど…。 とりあえず見てよ。 「少しぐらいなら、 いいわよ。 やってみせて。 『あぁ、いいよ。 「ゲームなんて低能ね…。 『あっ、紐緒さん。 ちょっと、試しに やって行かない? 「お断りよ。 『行ってしまった…。 悔しいから、 ゲームでもしよう。 『どう、でき具合は? 「ま、凡人にしては よくできてるんじゃない。 『本当? 紐緒さんにそう言って もらえると、嬉しいよ。 「その程度で 満足できるなんて、 幸せね。 『そ、そう? 「あぁ、天才は辛いわ。 それじゃ、さよなら。 (自分で言う…。) 『どう、でき具合は? 「ま、凡人なら このぐらいね。 『それなら、紐緒さんなら どういうのを作るの? 「そうね、ゲームなら、 もっと、危険が隣合わせの スリリングなものね。 『た、例えば? 「あらゆるコンピュータを、 通信回線を利用して乗っ取る ゲームなんていいわね。 『えっ、なにそれ…。 「あぁ、楽しみねぇ。 早く完成しないかしら。 それじゃ、さよなら。 (完成って…。 ゲームなのかなぁ…。) 『どう、でき具合は? 「やっぱりくだらないわね。 『じゃあ、 どんなのだったいいの? 「凡人に説明しても無理ね。 私にしか理解できないわ。 それじゃ、失礼。 (どんなのが いいんだよう…?) 『あぁ、面白かったな…。 (むなしい…。) <電脳部3年目>(軍事衛星ハッキング) 「どう、私のサンプル版の プログラムは? 『ちゃんと動いてるけど…。 これって、犯罪じゃ…。 「安心しなさい。 大丈夫だから。 『そ、そう。 それならいいんだけど。 「ちょっとやってみせて。 『あぁ、いいよ。 「どう、私のサンプル版の プログラムは? 『ちゃんと動いてるけど…。 「ちょっとやってみせてよ。 『これって、犯罪じゃ…。 「いいから、始めなさい。 『は、はい。 「どう、私のサンプル版の プログラムは? 『ちゃんと動いてるけど…。 これって、犯罪じゃ…。 「今はね…。 ちょっとやってみせて。 『今は? そんなのこれからも 犯罪だよ。 「うるさいわね。 黙って、やりなさい。 『は、はい。 「早く始めて…。 『あっ、紐緒さん。 紐緒さんの作った プログラムってさ…。 「いいから、早く始めて。 『す、すぐ始めるよ。 『俺が警察に捕まったら、 紐緒さんのせいだからね。 「す、素晴らしい。 これで野望に 一歩近づいたわ。 『野望って、何? 「完成したから、 そのうちわかるわ。 ふふふふ…。 (紐緒さん。 なんか怖い。) 「す、素晴らしい。 なんてすごいの私って…。 『やっぱり犯罪だと 思うけど…。 「ばれなきゃいいのよ。 それに、もうすぐ 犯罪にならなくなるわ。 『えっ、どうして? 「私がそう決めるからよ。 『‥‥‥‥。 それって、どういうこと? 「完成したから、 そのうちわかるわ。 ふふふふ…。 (紐緒さん。 なんか怖い。) 『俺が警察に捕まったら、 紐緒さんのせいだからね。 「大丈夫よ。 そんなばれるような、 プログラムじゃないわ。 『そ、そう? 「それに、もうすぐ 犯罪じゃなくなるわ。 『それって、どういうこと? 「完成したから、 そのうちわかるわ。 ふふふふ…。 『あれ、紐緒さんがいない。 ショーの最中は いたんだけどなぁ…。 <美術部1年目>(似顔絵) 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 良かったら、似顔絵どう? 「そうね、自叙伝のために 若き日の絵があると いいわね。 『自叙伝…? 「うるさいわね。 早く描きなさいよ。 ・ ・ ・ 『はい、できたよ。 どう? 「なかなかいいわ。 肖像画もあなたに お願いしようかしら。 『肖像画…? 紐緒さんの? 「そうよ。 そのうち描いて もらうことになるわ。 『別にいいけどさ…。 いつごろなの? 「その時が来たらわかるわ。 ふふ…。 それじゃ、さよなら。 (その時って、 何だろう?) 「何、この顔。 知性のかけらも 感じられないわ。 『ご、ごめんね、 下手で…。 「不愉快だわ、失礼。 (そんなに怒んなくても…。) 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 良かったら、似顔絵どう? 「そうね、若き日の姿を 絵として残しておくのも いいわね。 ・ ・ ・ 『はい、できたよ。 どう? 「なかなかじゃない。 お抱えの画家に してあげてもいいわ。 『お抱えの画家…? 何それ? 「なんでもないわ。 こっちのことよ。 それじゃ、さよなら。 (お抱えの画家って、 王様に仕えてるみたいで いいなぁ。) 「何、この顔。 知性のかけらも 感じられないわ。 『ご、ごめんね、 下手で…。 「不愉快だわ、失礼。 (そんなに怒んなくても…。) 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 良かったら、似顔絵どう? 「あなたじゃ 役不足だと思うけど、 とりあえず描いてみて。 ・ ・ ・ 『はい、できたよ。 どう? 「まあまあね。 私に認めてもらうために もっと精進しなさい。 『紐緒さんに認めてもらう? 何で? 「そのうち、私に認められて 良かったと 思うときが来るわ。 『そうかなぁ…? 「別にいいのよ。 そのとき後悔すれば…。 それじゃ、失礼。 (後悔ねぇ…。) 「何、この顔。 知性のかけらも 感じられないわ。 『ご、ごめんね、 下手で…。 「不愉快だわ、失礼。 (そんなに怒んなくても…。) 「‥‥‥‥。 『あっ、紐緒さん。 良かったら、似顔絵どう? 「一番絵のうまい人を 呼びなさい。 『悪いけど、今は、 俺しかいないんだ。 「それじゃ、いいわ。 失礼。 (‥‥‥‥。 俺の絵の、 何が不満なんだ?) <美術部2年目>(ヌードデッサン) 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 い、いらっしゃい。 「こんなものばかり 見てるから、 脳が腐っていくのよ。 『えっ、ヌードデッサンの事? 今日だけ、特別だよ。 「あーっ、 私の脳も腐りそうだわ。 もう失礼するわ。 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 い、いらっしゃい。 「こんなものばかり 見てるから、 脳が腐っていくのよ。 『えっ、ヌードデッサンの事? 今日だけ、特別だよ。 「こんなもの見ているなら、 私の肖像画の練習でも してなさい。 『どうして、俺が紐緒さんの 肖像画を…。 「あーっ、 私の脳も腐りそうだわ。 もう失礼するわ。 「何してるの? 『あっ、紐緒さん。 い、いらっしゃい。 「こんなものばかり 見てるから、 脳が腐っていくのよ。 『えっ、ヌードデッサンの事? 今日だけ、特別だよ。 「こういう人が多いほど、 私の計画もやり易くなるから いいけど…。 『えっ、計画? なにそれ。 「あーっ、 私の脳も腐りそうだわ。 もう失礼するわ。 「‥‥‥‥。 『あっ、紐緒さん。 い、いらっしゃい。 (あー、びっくりした、 紐緒さんが来るとは 思わなかったよ。) <美術部3年目>(油絵展示) 「何か飾ってあるわね。 『あっ、紐緒さん。 美術部員が描いた 油絵だよ。 「そう…。 あなたはどの絵を 描いたの? 『そこの絵だよ。 「なかなかいいわね。 もう少し頑張れば、 合格ラインよ。 『合格ラインって、何? 「そのうち発表するから 少しだけ待ってなさい。 それじゃ、さよなら。 (いったい、 何の発表なんだろう?) 「何か飾ってあるわね。 『あっ、紐緒さん。 美術部員が描いた 油絵だよ。 「そう…。 私の宮殿に飾るには いまいちねぇ。 『宮殿? 宮殿って何? 「何でもいいでしょ。 秘密よ。 『そう、秘密なんだ…。 「そうよ、秘密よ。 『でも、そういう所に飾るなら もっと有名な画家の方が いいんじゃない。 「絵で成功した人の絵には、 興味がないわ。 『そ、そうなの? 「新しい支配者の居城には 「新しい画家の 絵がふさわしいのよ…。 『紐緒さん。 何ぶつぶつ言ってるの? 「あなたも、 もっと、精進しなさい。 それじゃ、さよなら。 (精進ねぇ…。) 「何か飾ってあるわね。 『あっ、紐緒さん。 美術部員が描いた 油絵だよ。 「いまいちね。 全部気に入らないわ。 『そう…。 気に入った絵が 無かったみたいだね。 「こんなの展示するなら、 科学部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『研究の成果って? 「こんなの展示するなら、 電脳部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『研究の成果って? 「こんなの展示するなら、 科学部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『紐緒さんて、 科学部だったんだ。 「今まで知らなかったの? 私も落ちたものね…。 『そ、それで、 研究の成果って? 「こんなの展示するなら、 電脳部に、私の研究の 成果でも見に来なさいよ。 『紐緒さんて、 電脳部だったんだ。 「今まで知らなかったの? 私も落ちたものね…。 『そ、それで、 研究の成果って? 「この程度の絵で 満足しているような人には 思いもつかないものよ。 『いったい何だろう? 「一生考えてなさい。 それじゃ、失礼。 (もう、展示は見れないし…。 いったい何を 研究してたんだろう…?) 「そんな暇があったら、 有益な研究でもしたら? 『有益って、どんな? 「自分で考えなさい。 それじゃ、失礼。 (いい絵だと 思うんだけどなぁ…。) 「何これ? 『あっ、紐緒さん。 美術部員が描いた 油絵だよ。 「見る気にもなれないわ。 失礼。 『何しに来たんだろう…? <吹奏楽部1年目>(グラディウス) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「そうね、なかなか いいんじゃない。 『紐緒さんから そんな言葉を聞けるとは 思わなかった…。 「この調子で頑張れば、 宮廷楽団に入れるわよ。 『宮廷楽団…? 「そのうちわかるわよ。 それじゃ、さよなら。 (そのうちわかるって、 何だろう…。) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「まあまあじゃない。 『気に入ってくれた? 実は、 これゲームの曲なんだ。 「別に何の曲だって いいわよ。 『そ、そう…。 「宮廷楽団に入れるよう、 もっと、精進しなさい。 『宮廷楽団…? 「そのうちわかるわよ。 それじゃ、さよなら。 (そのうちわかるって、 何だろう…。) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「普通よ。 『そ、そう…。 実は、 これゲームの曲なんだ。 「別に、何の曲だって いいわよ。 『そ、そう…。 「宮廷楽団に 入れそうもないわね。 『宮廷楽団…? 「そのうちわかるわよ。 それじゃ、さよなら。 (そのうちわかるって、 何だろう…。) 『あっ、紐緒さん。 そんなところで、 いったい何してるの? 「いけない、 見つかった。 『見つかった? 何が? 「何でもいいでしょう。 さよなら。 (何してたんだろう?) <吹奏楽部2年目>(チャルメラ) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「つまらないわ。 『は、はっきり言うね。 「私は、脳の活性化を 促す曲しか聞かないのよ。 『確かに、この曲じゃ 脳が腐るかもしれない…。 「わかったら、私の前で 二度とこんな曲を 演奏しないことね…。 『えっ、もし、 演奏したら…? 「ふふ…。 それはそれで、楽しみね。 それじゃ、失礼。 (いったい、 何をする気なんだろう?) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「つまらないわ。 『は、はっきり言うね。 「こんな曲、演奏しないでよ。 脳が腐るわ。 『そんなに、この曲嫌い? 「大嫌いよ。 こんな曲を好きなのは、 猿ぐらいよ。 『猿ねぇ…。 「今回だけ見逃してあげるわ。 今度演奏したら…。 それじゃ、失礼。 (今度演奏したら、 何をするつもり なんだろう?) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「全然、つまらないわ。 『は、はっきり言うね。 「こんな脳が腐る音楽を 演奏してるから、 どんどん低能になるのよ。 『確かに、この曲じゃ 脳が腐るかも しれないけど…。 「私の前では二度とこんな曲を 演奏しないことね…。 それじゃ、失礼。 (演奏したら、 何をされるなのかな…?) <吹奏楽部3年目>(クラシック) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「そうね、 なかなかいいんじゃない…。 『えっ…? (紐緒さんがこんなこと 言うなんて…。) 「あっ、ひらめいたわ。 音楽による、洗脳作戦 というのもいいわね。 『えっ、何それ? 「いい演奏は いいアイディアが ひらめくわね。 『いいアイディアって、 今の洗脳とかいう…。 「聞いてたの? あなただから、 特別に許してあげるわ。 『あ、ありがとう。 「でも、誰かに喋ったら…。 わかるでしょう? 『は、はい、わかります…。 喋るなんてとんでもない…。 そんな事はしませんです。 「それならいいわ。 それじゃ、失礼。 (こ、怖かったよぉ。 喋ったら、何されるか…。) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「いいじゃない…。 『えっ…? (紐緒さんがこんなこと 言うなんて…。) 「あっ、ひらめいたわ。 音楽による、洗脳作戦 というのもいいわね。 『えっ、何それ? 「いい演奏は いいアイディアが ひらめくわね。 『いいアイディアって、 今の洗脳とかいう…。 「それ以上喋ると、 命の保証はしないわよ。 『は、はい…。 喋るなんてとんでもない…。 そんな事はしませんです。 「それならいいわ。 それじゃ、失礼。 (こ、怖かったよぉ。 喋ったら、 本当に殺されそう…。) 「聴いてたわよ。 『あっ、紐緒さん。 来てくれたんだ。 どうだった? 「そうね…。 あっ、今の曲で 何かひらめきそう。 『何かって? 「うるさいわね。 ちょっと黙ってて…。 『は、はい…。 「もう少しなのに…。 研究室に戻れば、 出てくるかもしれない。 『‥‥‥‥。 (まだ、 ひらめかないのかな?) 「それじゃ、研究室に戻るわ。 失礼。 (いったい、 何をひらめき かけてたんだろう?) (こうして、 文化祭は終了した。)