Top一般ログ>11年05月
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更新リスト
2011/05/02 つくれげーむ
2011/05/25 Aコース /山田悠介
Title: つくれげーむ
Genre: 今日の一言
Date: 2011/05/02
Option:

 こんばんは、咲村です。
 ゲームを作るぜ! と意気込んではや2週間。

 実はしばらく、作るのが止まっていました。
 メニュー画面をどうするか……と悩み始めて止まってしまったのです。

 ああやっぱりという声が聞こえてきそうですね。

 で・も・です。

 良く考えたら既にあるものを新たに作り出す必要なんてどこにもなかったんですよね。
 わざわざ既にあるものを作ろうとするのは、以前日記にも書いた車輪の再発明そのままじゃないですか。

 というわけで実際に動いているものを参考にしてはどうか……?と思い至ったわけです。
 実際に動いているものといえば過去のゲームですよね。

  

 ロマンシングサガ3。

 往年の名作ですね。これが参考にならないはずはありません。

 おお……ほほう、ここはこんな風に出しているのか……。
 キーイベントの処理は一体どうやって……。

 あはぁ。なるほど……。
 ほほう。戦闘シーンは……。エフェクトは……。

 すげぇ、勉強になるなぁw



 プログラムの仕事でもそうですが、実際に動いているコードや実機を参考にするのって本当に勉強になりますよね。
 みるみるうちに力がついていくのが解ります。

 勿論実感だけじゃ意味がないですよね。
 当然、その勉強の成果も如実に現れましたよ。












 

 メインメンバーのHPが全員999になりました。




 

 闇形態2のラスボスもフルボッコでした。

 ところで剣技の『剣閃』が格好良すぎて、つい連打してしまい困っているんですが、一体どうすれば。



 



 いや、どうすれば、じゃなくてゲームを作るんだよ! バカッ!



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Title: Aコース / 山田 悠介
Genre: 読んだ本->コンゲーム
Date: 2011/05/25
Option: ★★☆☆☆ 誰でもオススメ度
★☆☆☆☆ こういうの好きな人へのオススメ度

Aコース/ 山田 悠介
内容(あらすじより)
【あらすじ】賢治たち高校生五人が挑んだ、ゲーセンの新アトラクション『バーチャワールド』。メニューにはAコースからEコースまでの五つのコースが書いてあり、賢治たちはAコースを希望。次の瞬間賢治たちは炎に包まれた産婦人科病院の中にいた。ゲームクリア(全焼する前に病院から脱出する事)するには、襲ってくる敵から逃げながら、1から9までもボタンを数字の順に押して唯一の出口の鍵を開けるしかない。しかし、突如表れた自殺する女、腕をかきむしる男の子、幼い赤ん坊の登場により、物語は急転換する。これは本当にゲームなのだろうか? 書き下ろしシリーズの第一弾!

 またまた久しぶりに本を読みました。
 文章が特徴的ということで有名な山田 悠介さんの書き下ろし作品です。

 どれくらいかというと、こういったコピペが作られるくらい。

山田流秘奥義〜『仏壇返し』
「ましてや数分間で全てを思い出す事は全く不可能だった。翼は思い出す。」

山田流秘奥義〜『涅槃』
「しかし、翼の心境が大きく変化したのは彷徨い続けてから、その直後であった。」

山田流秘奥義〜『運命』
「大介があまりに耳を疑う発言をした瞬間、ベートーベンの交響曲第五番『運命』が翼の脳に響き渡っていた。」

山田流奥義〜『日英日翻訳風』
「そして、翼はこれが一番の衝撃を受けた。これは、それ程まではっきりと見えなかったが、腰の辺りに何か拳銃の様な武器がチラッと確認できた。」

山田流奥義〜『その意見に異議無し』
「王様はその意見について顔を見ながら『この意見はよいと思わぬか?』と意見を尋ねた。 」

山田流奥義〜『一皮剥けたはずが』
「翼は森田との出会いによって、一枚皮がめくれたというか、たくましくなった。」

 とまぁそういうわけで、どれだけ凄い文章で書かれているのかわくわくしながら読んだんですが……。

 ……意外と文章が読みやすい。
 えーっ、この文章ならその辺の作家さんより断然読みやすいんじゃないかな。

 誰だよ文章が変だなんて言ったの。全然そんなことないじゃんw

 何だろう、読者層を選ばない書き方なので、ライトノベルよりもずっと読みやすい。
 中学生でも大人でもすらすら抵抗なく読める、そんな感じの文章でした。
 うーんこれは一本取られたな。少なくとも、文章はマイナスポイントになりえないです。
 何だよ前評判随分悪いなぁ……。



 で、肝心の物語ですが、これはまるで面白くなかったです。

 星新一さんなら同じテーマでも10ページ以内で、もっと切れのある話を書いてくれそうかな?
 バーチャル世界には実は自分たちのコピーが敵として存在した、とかでもいいのに、
 捻りもなく、盛り上がりもなく、緊張感もなく、ただただ設定に従って物語が進んでいくだけでした。

 最後にどんでん返し(?)がありましたが、そこは求めてた刺激ではないわけで、
 例えば、道を歩いていた脇役の正体が、実は主人公の隣の家に住んでいる脇役でした、
 くらいどうでも良い話。ああ、そうなんだ。っていう程度の情報量でした。


 ただそれだけなら凡百のお話なんですが、実はこの本はホラーなんです。

 どういうことかというと、最新のものの奥付。
 良く見ると発行部数が26版……。

 いま、僕の常識が揺らいでいます。



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