Top読んだ本>夢見る黄金地球儀/海堂尊
∧  ∧ .
ヾ(=w=;)
Counter:
URL:http://web1.kcn.jp/hal/
Title: 夢見る黄金地球儀/海堂尊
Genre: 読んだ本->コンゲーム
Date: 2009/01/08
Option: ★☆☆☆☆ 誰でもオススメ度
★★☆☆☆ こういうの好きな人へのオススメ度

 新しく配属になった(昔いてたけど)チームのテストチームにPerl使いがいました。ちょっと嬉しくなりました。

 というわけでこんばんは、咲村です。

 他社の友人から借りている、海堂尊さんという人の『夢見る黄金地球儀』を読み終わりました。

-内容(「BOOK」データベースより)-
首都圏の端っこに位置する桜宮市に突如舞い込んだ一億円。その名も「ふるさと創生基金」。だがその金は黄金をはめ込んだ地球儀に姿を変え、今では寂れた水族館にひっそり置かれているだけとなった―はずだった。が、ある日を境にトラブル招聘体質の男・平沼平介の日常を一変させる厄介の種へと変貌する。八年ぶりに現れた悪友が言い放つ。「久しぶり。ところでお前、一億円欲しくない?」かくして黄金地球儀奪取作戦が始動する。二転三転四転する計画、知らぬ間に迫りくる危機。平介は相次ぐ難局を乗り越え、黄金を手にすることができるのか。『チーム・バチスタの栄光』の俊英が放つ、抱腹絶倒のジェットコースター・ノベル。

 抱腹絶倒と書いてありますが、ウーン。笑った箇所はなかったような気がします。ここで笑わそうとしてるんだろうなという場所はわかるんですが、子供が勢いでガチョーンといって笑わせようとする以上のひねりがなかったかな?という感じです。

 お役人体質への皮肉や、腹芸による駆け引きはさすが海堂尊さんといった感じで、綺麗にハメるなぁと思いました。これだけでも読む価値はありますが、でも他の作品のほうがもっと高密度に駆け引きの応酬をしているので、あえてこの作品じゃなくて良い気もします。

 登場人物の魅力は総じて低めで、黄金地球儀を盗む計画もほぼ行き当たりばったりだったのはちょっと微妙でした。バチスタシリーズではあんなに魅力的な登場人物で溢れてるのに……。あと、計画が行き当たりばったりだと、意外と緊張感が薄れるものなんですね。

 『ナイチンゲールの沈黙』にも登場していたあの二人が登場しているので、ファンの方は読むといいかもしれません。

 印象としては36点



Top読んだ本>夢見る黄金地球儀/海堂尊