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うえお久光さんの『悪魔のミカタ-魔法カメラ』を読みました。
ジャンルはミステリとファンタジーのライトノベル。 ライトノベルとあなどるなかれ。 大トリックこそないものの、多分その辺のミステリに負けてません。むしろ個人的には石持浅海さんの「扉は閉ざされたまま」と同じ方向性で同じレベルの面白さと感じました。 序盤の思考実験、中盤のどんでん返し、後半の真犯人を追い詰めるくだりと、全体的に高品質。事件解決後の最後の最後でどこにでもあるライトノベルレベルまで失速しましたが、それを除いても十分読み応えありました。 容疑者はたった2人。しかし不自由な二択。勘で犯人を当てることはできるが、理屈で当てるのは大変。 印象としては81点。 テンキャラ(※)が多かったのと後半の失速後のページ数が多めだったので、多めに点数を割り引いていますが、それでも最近では『チームバチスタの栄光』以来の高印象点でした。 ※テンキャラ テンプレートキャラクター。咲村語。「君、別の作者の別の作品にも名前を変えて出てたよね?」というキャラクタ。女の子キャラクタに多く、出てきた瞬間、基本的に読者(主に僕)に手抜きと思われる。 ・長髪、優等生、お金持ち、ツンツン ・偉そう、だである口調、年上、接近戦に強い ・無口、冷静、若いのに達観 |
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