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Title: ザ・ゴール/エリヤフ・ゴールドラット
Genre: 読んだ本->啓蒙
Date: 2009/02/02
Option: ★★★☆☆ 誰でもオススメ度
★★★★★ こういうの好きな人へのオススメ度

 今週のジャンプにあった読み切りの『めだかボックス』。登場人物のライトノベルそのままなキャラクター投げ捨てネーミングセンスに、劣化西尾維新を感じて読み終わったあとは早くも忘れていたんですが、原作者が西尾維新さんだと知って二度ビックリな咲村です、こんばんは。

 西尾サンそんなとこで何やってんのww

 というわけで今回読んだ小説はこれ!

 エリヤフ・ゴールドラットさんの『ザ・ゴール

-(商品の説明より)-
機械メーカーの工場長である主人公のアレックス・ロゴを中心に繰り広げられる工場の業務改善プロセスを主題にした小説。通常、アメリカでベストセラーとなったビジネス書は、すぐに日本語に翻訳されるものだが、本書は世界で250万部売れたにもかかわらず、17年もの間日本での出版だけが認められなかった。いわば「幻の名著」である。長引く経営の悪化、工場閉鎖までたった3か月の猶予期間、多忙な日々のなかないがしろにしてきた妻との離婚の危機…。アレックスは、あまりの危機的状況にすっかり意気消沈していた。その前に、モデルは著者と目される恩師、ジョナが現れ、彼にアドバイスを与える。工場を救うために業務改善に挑む登場人物の苦悩や目標達成の興奮が伝わってきて、ビジネスの醍醐味を感じさせるストーリーだ。本書は小説ではあるが、その内容は恐ろしいほど実践的で、会計情報の正しい見方や落とし穴、「効率化」の陰に隠された諸問題を浮き彫りにする。魅力的なストーリーの中に複雑な業務改善のノウハウがわかりやすい形で盛り込まれており、ビジネスパーソンやマネジャー必読の内容である。また本書は、問題解決にあたってはゴールを共有し、信念を貫くことが重要であること、数字の陰に隠された実態を見抜くことの重要性、情報共有化の意義など、経営において重要な示唆も与えてくれる。本書が長い間日本で出版されなかった理由については、「解説」で著者エリヤフ・ゴールドラットのコメントが引用されている。それによると、「日本人は、部分最適の改善にかけては世界で超一級だ。その日本人に『ザ・ゴール』に書いたような全体最適化の手法を教えてしまったら、貿易摩擦が再燃して世界経済が大混乱に陥る」というのが出版を拒否し続けた理由らしい。本気か冗談か知らないが、いずれにしろ、アメリカが出し惜しみするほどの名著を日本語でも読めるというのは非常に喜ばしいことである。(土井英司)

 いや、説明長ぇよ( ̄□ ̄|||)!!

 一言でいっちゃえば読んでるうちに自分でもできちゃうんじゃねぇの(*´∀`)-3
 と思わせる工場改善のアメリカン・サクセスストーリーです。

 各部署におけるコストの最適化は全体から見たら逆に利益を落とすというのは中々面白かったです。経営工学だと常識なのかもしれませんが、日常生活にもこの考え方は有効利用できますよね。

 全体的な構成、展開、読みやすさどれをとってもハイクオリティで、海外の小説だという苦手意識すら持ち上がってくる暇はありませんでした。

 文字嫌いでも読めて、主人公の恩師のモデルが著者じゃなかったらもっといったかも。手法を知ってなければ誰が読んでも面白いと思います。

 余談ですが、この本を会社で読んでる時に同僚に「もはや辞書ですね」といわれました。



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