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Title:
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火目の巫女/杉井 光 |
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Genre:
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読んだ本->ラノベ・ファンタジー |
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Date:
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2010/04/26 |
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Option:
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★★★☆☆ 誰でもオススメ度
★★★★☆ こういうの好きな人へのオススメ度 |
| 火目の巫女/杉井 光 |
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内容(「BOOK」データベースより)
その国は化生と呼ばれる異形の怪物たちに脅かされ、人は化生を討つ弓・火渡を授かるただ一人の“火目”の存在により彼らに対抗していた。火目候補“御明かし”たちが集う宮中の火垂苑。化生に村を焼かれた伊月、どこか謎めいた盲目の佳乃、無邪気で才能あふれる常和。三人は時に諍い、時に助け合いながら火目を目指す。火垂苑からの脱走、化生との遭遇と戦い―。様々な出来事を通じ三人は絆を深めていく。折しも世には化生が跋扈し当代の火目の衰えが囁かれる。時を同じくして、伊月は自分たち御明かしと化生との奇妙な共通点を見出すが―。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞作登場。
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電撃小説大賞の銀賞受賞作。同僚に借りた本です。
さすが『狼と香辛料』と同期で同じ銀賞を取ったというだけあって、
巧みな文章表現、そして後半の伏線回収が秀逸でした。
全編を通して戦闘シーンに爽快感はありませんが、
友情というテーマをこの上なく丁寧に描けていると思いました。
最後のページを閉じた後、もう一回小説の内容を思い返させる物語というのは貴重です。
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