Top読んだ本>脳男/首藤瓜於
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Title: 脳男/首藤 瓜於
Genre: 読んだ本->ミステリ・推理
Date: 2010/05/04
Option: ★★★☆☆ 誰でもオススメ度
★★★★☆ こういうの好きな人へのオススメ度

脳男/首藤 瓜於
内容(「BOOK」データベースより)
連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが…。そして、男が入院する病院に爆弾が仕掛けられた。全選考委員が絶賛した超絶の江戸川乱歩賞受賞作。

 紹介にあるような、超絶、という感じではありませんでした。
 でも充分な面白さだったと思います。

 知識量、文章表現共に優れていて読みやすかったです。
 ただ、設定の割りにやや盛り上がりに欠けた感があるかも。

 読ませる小説の中では珍しい、設定で引き込むタイプの小説でした。
 なので事件自体は枝葉末節みたいなものでしたね。

 超記憶力、演算能力、自律神経すら自在にコントロール
 出来る能力を持ちながら、感情も欲望も持っていないという
 両極端な人間は、果たして生後どう育つのか、育ったのか?という点が
 気になって気になって仕方ありませんでした。

 余談ですが、登場人物の名前に脈絡なく色の名前が使われています。
 作者は命名に困った時にとりあえず色から取ったのかな、と思いました。

 茶谷、緑川、金城、灰谷、黒田、緋紋屋、
 水島、青木、藍澤、赤岩、白石、浅黄


 ピックアップしてみたら意外と多かった(;´Д`)



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