Top読んだ本>我が家のお稲荷さま。/柴村仁
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Title: 我が家のお稲荷さま。/柴村 仁
Genre: 読んだ本->ラノベ・ファンタジー
Date: 2010/05/06
Option: ★★☆☆☆ 誰でもオススメ度
★★★★☆ こういうの好きな人へのオススメ度

我が家のお稲荷さま。/柴村 仁
内容(「BOOK」データベースより)
その昔―一匹の大霊狐が三槌家の守り神に祀りあげられた。名を空幻といい、ありとあらゆる術を自在に操る、たいへんに賢しい狐であった。だが同時に、騒動が大好きでもあった。いたずらと呼ぶには悪辣すぎる所業を繰り返す空幻に業を煮やした三槌の司祭は、七昼七晩かけて空幻を裏山の祠に封印したのだった。そして現在―未知の妖怪に狙われた三槌家の末裔・高上透を護るため、ついに空幻が祠から解封された…のだが、その物腰は畏怖された伝説とは裏腹に軽薄そのもの。イマドキの少年である透からは『クーちゃん』と呼ばれる程で…第10回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞。

 『うしおととら』と『となりのトトロ』のオマージュですね。わかります。

 『トトロ』みたいに牧歌的な『うしとら』といえばいいのだろうか。

 数百年封じられていた大妖怪が主人公の守り神になって
 電車に乗るのを喜んだり、大妖怪がテレビを見た時の反応を見たり、
 大妖怪とハンバーガー食べたりするあたりは、流石に
 意識してる……ように……見える、よなぁ……?

 続編を意識した設定なのかもしれないのですが、
 無駄なシーンが多かったり、無駄なヒロインがいたりして
 やや中だるみしてたのが残念だったかなとも思います。
 (ここで言う『無駄な』とは、なくても余裕で小説として成立するもののこと)

 後、ちょっと序盤の中途半端な薀蓄が苦しいかな……
 という部分くらいか。そういうのを除いて考えれば、
 ネタがネタなので、作者の文章力とあいまって、
 こういうのが好きな人には楽しめると思います。




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