マルチチャンネル・ピァオーディオの世界

そして何も聞こえなくなった

2006/11/23

ようこそマルチチャンネル・オーディオの世界へ。システム作りの簡単なノウハウを公開します。

<目次>

   1マルチチャンネル・ピュアオーディオシステム

         1−1.システムの構築にあたって
         1−2.3チャンネルか、4チャンネルか、5チャンネルか
   1−3.大音量で聴ける大きな部屋が必要−10畳は欲しい−
         1−4.サラウンドスピーカ、センタースピーカを選ぶ
         1−5.サラウンドスピーカのセッティング
    1−6.センタースピーカーのセッティング

   1−7.プレーヤを選ぶ
    1−8.当たり前だが、ステレオをしっかり再生できるシステムであること

   2. マルチチャンネルオーディオ システム・アンプ構成例

         2−1.AVアンプを使ったマルチチャンネルオーディオシステム

         2−2.AVアンプとプリメインアンプとを使ったマルチチャンネルオーディオシステム

         2−3.プリメインアンプを複数台使ったマルチチャンネルオーディオシステム

   3.我が家のシステム

         3−1.メインシステム −プリメインアンプを使っ た5.1chシステム(ビジュアル兼用)−

         3−2.サブシステム −AVアンプを使った 3.0chシステム(オーディオ専用)−


   4.お気に入りMulti-chディスク(SACD)


 5.アイソレーション・トランス−電源は最重要−

           ・アイソレーショントランスの自作
           ・電源ケーブル視聴記
       ・アイソレーション・トランスをアンプに使 用

       ・200V伝送の効果 

       ・トランスの接続形態−どれがC/Pベストか−

       ・100V,200Vの切り換え可能なトラン ス

       ・屋内配線ケーブル、アイソレーション・トランス、 200V伝送−切替え試聴(総集編)

       ・ノイズ・フィルタは効果的か?

       ・電源ケーブルで音は変わるのか?

       ・トランスの副作用とその対策−副作用は治療可能−

       ・うなり防止回路

       ・プライトロンのトロイダル・トランスを導入

             ・単巻・非絶縁トランスを導入
              ・アイソレーショントランスの正しい使い方−まとめ1−
       ・ノイズ・フィルタの復権

 6.サブウーファをピュアオーディオに活用する
   ・音楽ディスクの分類
   ・スピーカ・アンプの設定
   ・接続方法
   ・どの接続方法が最適か
   ・フロントスピーカとのつながりを良くする テクニック
   ・サブウーファの2台駆動の計画(シミュ レーション例)
   ・2台のサブウーファから音を出す
   ・スペクトル測定で2台のサブウーファの最適な設置場所と位相値を探す

 7.部屋のチューニング−音場感アップに効果的−

    ・定在波を調整して低音域の圧迫感を解消する
    ・壁・家具の二次振動を減らして低音のブーミングを解消する
    ・フラッターエコーを減らして音の定位感・透明度を上げる

    ・アップグレードチューニング

 8.直流リニア電源装置を作ってみた

 9.デスクトップ・パソコンを直流リニア電源で駆動する


 10.Ubuntu 12.04をオーディオ用OSに仕立てる


 11.UbuntuをMPD化してリモコン可能に


 12.Ubuntuでハイレゾ音源、DSD音源を聴く


 13.Ubuntu でMPDの音をjackを通して聴く


 14.Ubuntu 12.04を動画プレーヤーに仕立てる


 15.Ubuntu 12.04をホームサーバーに仕立てる


 16.Ubuntu 12.04でHuluを堪能する


             17.RME Fireface UCXを Ubuntu ホームシアターの中核に据える
                       

 18.自作アクセサリ集

       ・簀の子(すのこ)を使ったフラッター・エコー防止

        ・自作オーディオラック 
    ・スピーカ・スタンドの改造
   ・アルミ・ダイキャスト容器を使った電源ボックス
   ・RCAケーブルの自作

  

 

 

<内容>

マ ルチチャンネル・ピュアオーディオシステム

1−1.システムの構築にあたって

SACDなどの高音質オーディ オディスクの数が輸入盤を中心に増加しています(2009年 9月6000枚、2011年6月7180枚、2012年9月8000枚、SA-CD.netによる)。販売後数ヶ月も経てば価格も下がっています。これらのディスクの中にはMulti-chハ イブリッドディスクといって、1枚の中に CD、 SACD2ch、SACDマルチチャンネルの音源が入っており、2chのほかに、5.0chまたは5.1chのマルチチャンネルで聴けるものがあります(マ ルチチャンネル音源は圧縮されていますが、可逆状態での圧縮ですのでデータの損失はありません)。

SACDマルチ再生(特にクラシック 音楽)は、ちょうど、ステレオ音源をAVアンプのDSP音場処理で「クラシック・コンサート」モードにして聴くような感じになります。では、AVアンプの 音場処理とどこが違うのかと言えば、音の鮮度、低音の切れ、臨場感がまったく違うのです。SACDマルチ再生の音質は、音場処理したものと違って、ピュア オーディオアンプの音質(あるいは高級AVアンプをダイレクトモードにして聴くときの音質)そのものです。

SACD マルチチャンネルオーディオは、手っ取り早く、ユニバーサルプレーヤと、AVアンプと、複数のスピーカで構築したホームシアターシステムを使って聴くこと ができます。このとき、AVアンプを、ダイレクト・モードにして聴くことができます。これは、ディスクの中に初めから5.0chまたは5.1chの音がそ のまま入っているので、音場処理をする必要がないからです。このシステムはAVアンプが一台あればよいので、最も簡単な構成になります。AVアンプはでき るだけ高音質なものを選びたいものです。

ま たAVアンプシステムとプリメインアンプ(パワーアンプ)が共存するマルチチャンネルオーディオシステムも紹介します。これはAVアンプに不足しているパ ワー感を、少なくともフロントチャンネルだけでもプリメインアンプ(パワーアンプ)で補うことができ、現実的で、有効なシステムとなります。

また、AVアンプを使わないでプリメ インアンプだけでマルチチャンネルオーディオシステムを作ることも可能です。SACDマルチ信号(アナログ)のスピーカ音場設定はプレーヤで行います。こ のメリットは、 2chで完全なハイエンド・システムを構築されている方が、プリメインアンプの買い足しでマルチチャンネルオーディオシステムが作れることです。つまり、 ピュア・オーディオグレードの高音質なシステムが簡単に作れます。例えば、今までプリメインアンプを持っていて2chオーディオを聴いていたが、4. 0chのシステムを作りたい時には(アナログ・マルチ出力できるプレーヤーさえあれば)、もう一台プリメインアンプを買い足せば簡単に4.0chのシステムが出来るのです(*)

なお、プレーヤ・アンプ間の接続は、AVアンプを使う場合、プレーヤ・AVアンプともにディジタル接続に対応していれば、そのディジタル接続が可能です(**)。 しかしプリメインアンプだけで作る場合は、アナログ接続に限られます。

(*)た だ、プリメインアンプでマルチチャンネルオーディオシステムを作る場合、1つだけ問題があります。それは、ボリュームコントロールの音量合わせをどうする かなのです。つまり、ボリュームコントロールの音量合わせを、原則として、プリメインアンプごとにしなければいけないのです。これでは大変なので、ここで は、このボリュームコントロールの音量合わせをできるだけ簡単にすることのできる「プリメインアンプを使ったマルチチャンネルシステム」の作り方を紹介し ます。

(**)ディジタル接続には、IEEE1394(iLINK)、デノンリンク3rd以上HDMIなどがあります。ただ、IEEE1394(iLINK)に 対応しているプレーヤ、AVアンプの新製品は高価なものしかない状態で、規格自体は消滅の方向に向かっているようです。デノンリンク3rdや4thはDENONの製品間しか使えませんがデノンの音が好きな人にはこれで十分でしょう。HDMI接続でDSD信号をストリーム出力することができるユニバーサルプレーヤはまだ少数ですが徐々に増えてきています。特にパイオニヤのBDプレーヤやデノン、マランツ、ソニーのBDプレーヤ、OPPOやケンブリッジ・オーディオのBDプレーヤーは安価でありAVアンプと組み合わせて手軽にサラウンドを楽しめます。ここでは、SACDマルチ再生可能なプレーヤ(マルチチャンネルCD/SACDプレーヤ、BDプレーヤまたはDVDプ レーヤ)としてアナログ接続を中心に考えていきます。アナログ接続の場合、スピーカとリスナーとの音場設定はプレーヤの距離設定機能を使います。ただ、OPPOやケンブリッジ・オーディオなど優 れたアナログ音質を供給できるプレーヤはそれだけ高価になります。また最近5chのアナログ出力端子の付いていないマルチ対応プレーヤも増えつつあります ので、この場合上記のディジタル接続のみになります。


以下の話には、メーカの提案だけでなく、私が数年間いろいろと試行錯誤をやってきた結果も入っ ています。

お決まりの文章ですが、このホームページを読まれた方がこれ から説明することに従ってシステムを組んで何か事故が起こっても責任は持てません。すべて自己責任でお願いします。



3チャンネルか、4チャンネルか、5チャンネルか

サラウンドスピーカ、センタースピーカの選び方

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我が家のシステム−メインシステムに移る

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お気に入りMulti-chディスクに移る

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