まちめぐり

與喜天満神社

住所
桜井市初瀬14
概要
日本最古の天神、天照大御神初降臨の地。国の天然記念物に指定されている与喜山の中腹に鎮座し、主祭神として菅原道真公を祀っている。毎年10月の第3土・日曜日、與喜天満神社の大祭、通称「初瀬まつり」が行われる。 近世の奈良では春日大社のおん祭りに次いで盛大な祭典として知られていた。(5枚目の写真)
與喜天満神社 メイン画像

「倭姫命世記」に載っている「伊豆加志本宮」に比定され「長谷寺霊験記」によると、946年(天慶9年)天神(菅原道真)が雷神になって峰に降臨し「与喜大明神」と称した。天満神社としては最古である。現在の社殿は江戸時代(1818年)に長谷寺によって再建された建物である。

天慶9年(946年)、神殿太夫武麿の自宅の前の石の上に高貴な翁が座っていた(現在の切石御旅所の地)。 翁に武麿もついて行くと、翁は川で禊ぎを(現在の橋詰め御旅所の地)された後、十一面観音を参り、滝蔵権現に参ると、急に黒雲が湧いてきてその翁を包み、翁は立派な衣冠装束姿となり「私は右大臣正二位天満神社菅原道真」と名乗り、「私はこの良き山に神となって鎮座しよう。」と語って 言葉の通り神鎮まったという。 これが與喜天満神社のはじまりで、 與喜という神社号は、滝蔵権現が道真公の神霊に「良き地」だとおっしゃったことから起こったと言われている。 そして天暦2年(948年)7月、武麿は神殿を建立した。

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