まちめぐり

素盞雄神社

住所
桜井市初瀬79
概要
連歌橋から東へ少し進み、左手に入った所にある。與喜天満宮創建後、与喜山は天照大神降臨の山であるために、その弟、素盞雄命の霊を鎮めねばならないとして素盞雄神社が創建された。境内には、県指定天然記念物の大銀杏があり、秋には葉が落ち、地面が一面黄色に染まる。長谷寺を眺望できる場所でもある。
素盞雄神社 メイン画像

948年(天暦2年)神殿太夫武磨が菅原道真の霊を與喜天満宮に祀った時、与喜山は天照大神が降臨の山だから、その弟神の素藎雄命の霊を鎮めねばと云い、ここに社殿を構え、971年の鎮座と伝えられている。別に牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)とも言われている。牛頭天王は仏教では祇園精舎の守護神である。

また、境内には歌人藤原家隆の供養のため藤原様式の十三重石塔婆がある。藤原家隆はここに静居していたらしく、大和名所図会には家隆墓と謳っている。

絵図にあるように、十三重石塔婆は今よりも大きく立派なものであったことが想像できる。(右:長谷寺所蔵の長谷寺境内図)

素盞雄神社 詳細画像03 素盞雄神社 詳細画像01 素盞雄神社 詳細画像02