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〒578-0985 東大阪市中野南1番36号 かわち勤労会館内
Oさんは、運送会社に採用されたばかりの時に、会社役員の運転するフォークリフトにひかれ、重傷をおいました。
会社は、当初は社長と役員が家族に対して、「申し訳ありませんでした。出来るだけのことはさせていただきます。」と謝罪がありました。
しかし、1年後、労災の休業補償が打ち切りとなり、障害年金が支給されるまでの間の生活保障をお願いしたところ、回答せず不誠実な対応を繰り返しました。
困ったOさんの奥さんに近所の方が「働く仲間の会」を紹介し、労働組合に加入しました。
組合とOさんの奥さんは、会社に対して生活保障を求める団体交渉を申し入れ、賃金の6割を仮払いすることで合意しましたが、突然支払がなくなり「会社は充分誠意を尽くした。これ以上のことは出来ません」と一方的に合意を破棄してきました。
Oさんは事故により「高次脳機能障害」となっており、医師からは「事故前と別人格の人と接する覚悟がいります」と言われ、
@洗面所の水とお湯の蛇口がわからなくなる。
A食事をしても、おいしい、まずい、甘い、辛いがわからない。
B道をまっすぐに歩けない。
C電話があってもだれからの電話かわからない。
などの症状あるなかで、家族が懸命に支えてきました。
Oさんの奥さんは会社に対し裁判提訴を決意し、1年間のたたかいをへて、勝利和解を勝ち取りました。
事故による障害で人生の楽しみを奪われ、不自由な生活を余儀なくさせられたOさんを、奥さん、家族が支え、悲しみ、苦しみを乗り越えての勝利です。
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