山頂
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台高・堂倉谷
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分類
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沢登り
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日程
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2005年10月1日(土)〜2日(日)
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概要
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大台ヶ原駐車場〜堂倉谷出合〜堂倉谷遡行〜正木が原〜駐車場
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コースタイム
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10/1(土)駐車場6:45〜アザミ谷出合12:10〜林道13:40〜テント場14:00(泊)
10/2(日)テント場7:25〜二俣7:55〜正木が原11:40〜駐車場12:20 |
スカイラインは霧の中9月30日の夜10時に近鉄奈良駅前で隊長さんをピックアップして、大台ヶ原に向かった。途中までは順調だったが、スカイラインに入った頃から霧が深くなりフォグランプを点けても10m先も定かでない状況になった。鹿が道路から飛び出してきたりして緊張する運転の後、なんとか12時頃頂上駐車場に着き、ビール一缶を飲みほし、人心地着いた後、車の中で就寝。夜はシュラフカバーだけでは寒く何度も目を覚ました。 台風の爪痕はすごかった翌日は、霧雨模様の天気のなか駐車場を6時45分に出発。日出が岳を越え堂倉谷出合を目指す。昨年の台風で大杉谷は大規模な崩壊があり、通行止めになっている。そのために通行止めを知らせる地図付きの看板が登山道脇についていた。それによると栗谷小屋より下部の登山道から通行止めになっている。様子がわからないので、とりあえず歩き始めた。そのうち、空も明るくなり天気は希望がもてるようになった。 途中で、その看板の取り替え作業員2人と出会った。状況を聞くと「堂倉谷にかかる吊り橋もねじれていて、通行できない。」ということだった。その吊り橋を渡らないと、堂倉滝の高巻き道に入れないので、ちょっと不安になった。日出ヶ岳を越え、林道に向かって降りていった。林道から堂倉谷に降りる登山道の入り口には大きな看板で通行止めと書かれていた。作業員の人達に行かないようだいぶ説得されたが、堂倉滝を見て帰りますと言い訳し、その看板の横をすり抜け登山道を降りていった。なかなか急な下りだが、登山道に台風の影響は見られなかった。 堂倉谷出合の吊り橋は、作業員の人達が言っていたとおり、ねじれていて、通行できないように金網で封鎖されていた。水面から10mほど高いところにある吊り橋に上流から流れてきた小枝などが引っかかっていて、台風による増水がすごいものだったことを実感した。しかし、谷に降りれば、簡単に向こう岸にわたれるので、沢登りの装備をととのえ向こう岸に渡り、登山道を少し下り、次の吊り橋のところで右側に立派な道がついていたので、それを登り、作業道にでて堂倉滝の落ち口付近に途中から藪を漕いで下降した。10時30分堂倉滝落ち口着。 満天の星のもとヒッキーさんの名を叫ぶ水量も豊富で思わず歓声をあげるようなすばらしい滝が次々とでてくる。それを登ったり、へつったりしながら遡行する。よく登られているせいか、高巻きの踏み跡もはっきりしていて、また嫌らしいへつりのところには、ピトンが打たれシュリンゲ(時には虎ロープなど)がかかっているので、とくにザイルを出すこともなく遡上できた。アザミ谷出合には12時10分着。普通は、ここで幕営するらしいが、まだまだ時間が早いので、遡行を続ける。奥七ツ釜を呼ばれるところは、小岩が水流によって回転することによって岩がけずられ、ボコッと穴の空いた滝壺がいくつもあるところで、特異な景観になっている。13時40分に林道下に到着。そこから20分ほど遡行して適当な場所でテントを張った。時間は十分あるので、流木を集め、たき火の用意をし、焼酎(さつま白波)を飲みながらゆったりした時間を過ごした。夜は満天の星で、仕事の都合で参加できなくなったヒッキーさんの名を、隊長さんと数回叫んだ。「ヒッキ〜〜〜〜!」 連瀑帯はシャワークライムで2日目。村瀬さん特製ワンタン入りラーメンを食べ、7時25分に出発。今日も、快晴である。二俣には7時55分着。左の本谷を進む。平凡な流れが続き、石楠花谷出合を過ぎ、すこし行ったところから、連瀑帯が始まった。最大で2段25mなどの滝がつぎつぎと現れ、せっかく持ってきたのだからとザイルを出し、つるべ方式で、シャワークライミングもしながら、どんどん高度をかせいだ。やがて苔むした林に出て、正木ヶ原には、11時40分着。村瀬さんと握手して、今回の沢登りの成功を祝った。登山道にはけっこう人通りがあった。駐車場まで40分の道のり。帰りに入之波温泉の五色湯に入り、帰途に着いた。 |
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