山頂
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阿弥陀岳
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分類
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無雪期アルパイン
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日程
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2007年8月25日
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概要
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舟山十字〜旭小屋〜南稜〜阿弥陀岳山頂〜御小屋尾根〜舟山十
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コースタイム
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舟山十字6:12〜旭小屋6:46〜稜線7:00〜青ナギ8:10〜第3ピーク9:25〜阿弥陀岳9:42―10:05〜御小屋山11:30〜舟山十字12:25
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いつものようにSAで車中泊槍ヶ岳・北鎌尾根を8月10日〜13日で登ってから、自宅で2日間休養。その後、鼓童のアースセレブレーション2007&観光のために佐渡島に渡った。5日間滞在して、帰ってきて仕事、週末の沢登り計画は参加者がいないので、懸案の阿弥陀岳・南稜に行くことにした。冬山の偵察を兼ねている。8/24(金)の夜7時15分に自宅を出発。国道25号〜東名阪〜名神〜中央道と通い慣れた道で諏訪湖SAを目指した。渋滞もなく、SAには午後11時30分着。車中泊。 はじめての舟山十字8/25(土)は4時30分頃に目が覚めてしまったので、しかたなくパンとコーヒーで朝食を取り、諏訪南ICを降りて舟山十字を目指した。道順はわかりやすい。ICを降りてそのまま、山手に直進。T字路を左折、八ヶ岳美術館を過ぎてすぐの八ヶ岳登山口と書かれた大きな碑のある交差点を右折して、ひたすら直進。途中、未舗装のところがでてくるが、しばらくするとまた舗装道になる。正面にゲートが見え、舟山十字と書かれた案内板もあるのですぐわかる。 さわやかな朝用意をして、6時12分に出発。大阪では、朝からうだるような暑さらしいが、ここ八ヶ岳は長袖のシャツでも少し肌寒いくらいだ。ザックは日帰り用具、登攀具と水を入れて10kgちょっとなので、普段に比べると楽々だ。ゲートのある方の道じゃなく、右手の林道を進み、旭小屋を目指す。途中何カ所か沢を渡るところがある。旭小屋は廃墟のようになっている。小屋の左手に踏み跡を拾って、湿地帯をすこし下り気味に進み、すぐ尾根への登りになる。15分ほどで稜線上にでた。道は樹林帯の中のひたすらの登りである。ラッセルだとなかなかしんどそうだ。 岩峰を越えて1時間ほど登ると平坦になり、青ナギについた。北アルプスの白馬岳から穂高、乗鞍、さらに中央アルプス、御嶽山、甲斐駒ヶ岳、仙丈岳、北岳などの南アルプスの山々がすべて見渡せた。前方には阿弥陀岳がで〜んと控えている。さらに20分ほど急登すると見晴らしがよくなり、そこからP3に登ろうとしている団体さんが見えた。岩はデコボコしていて、もろそうだ。P3はわざわざ登りたくなるような岩峰ではない。 巻き道は左手に下り気味についている。途中で右上する踏み跡があったが、岩峰に登るものだろうか。確かめていない。そのままトラバースした。少し緊張するところだ。ルートが見えなくなり、ふと右手をみると太い鉄線が張られ、8環が端についていた。ここが、唯一バリエーションルートらしかったところで、緊張した。冬だと確保してもらわないとコワイかもしれない。回り込んだところはルンゼになっていて、通称「樋」と呼ばれているところだ。Webページなどによく載っているが、なんということはない。フィックスロープも張られているが、無雪期は必要ないだろう。このルンゼを登る。途中1カ所中間支点もあった。フィックスロープの先は、ペツルのハンガーボルトにしっかり固定されていたP4も左から巻くように登るが、特に困難なところもなく、歩いて登れる。右手の尾根には登山者も見えた。P4を越えるとすぐに阿弥陀岳の頂上に着いた。9時42分着。出発してからはじめて腰をおろして休憩し、朝食の残りのパンを食べた。 御小屋尾根を下る20分ほど休憩し、御小屋尾根を下り始めた。はじめは摩利支天と呼ばれる岩場の通過。鉄製のはしごの登りがあるが、冬でも問題ないであろう。岩場を越えてからの下りが悪かった。崩壊がはげしく這い松などをつかみながら滑らないようにしてなんとか降りた。冬なら問題なさそうだ。35分ほど下ったところには、テント場になりそうな平坦地があり、さらに15分、さらに5分下ったところにも冬のテント場になりそうなところがあった。御小屋山には11時30分に到着。美濃戸に下る道と舟山十字に下る道の分岐があり、しっかりした道標もある。左手の道をとる。赤いテープが夏道ではないところに点々と付いているが、たぶん冬用なのだろう。ずっと平行して付いていた。さきほどの分岐から12分ほど下ったところにさらに分岐があるが、それも左に進む。このあたりは、冬だとルートどりに苦労するかもしれない。谷を回り込むようにトラバースして虎姫神社の道標を過ぎると道は広い草むした林道に変わる。林道が左に大きくヘアピンカーブしたら舟山十字の林道まで5分ほどだった。 佐渡島で身体がなまっていたので、ちょうどいいハイキング程度の運動になった。冬では、ラッセルとP3の巻きが課題になるだろう。 |
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