山頂
|
弥山川
|
分類
|
無雪期ハイキング
|
日程
|
2007年10月28日
|
概要
|
熊渡〜弥山川登山道〜狼平〜カナビキ登山道〜熊渡
|
コースタイム
|
自宅5:10発―白倉谷出合(駐車場)6:40―6:50発〜熊渡7:15〜白川八丁7:50
〜ガマ滝8:10〜一ノ滝9:00〜双門大滝10:05〜河原小屋11:20-11:30〜狼平12:50-13:00 カナビキ登山道分岐13:55〜林道15:00〜熊渡15:20〜白倉谷出合15:40
|
27年ぶりの弥山川白倉谷出合から少し林道を上がったところの空き地に駐車。いよいよ27年ぶりの弥山川に出発だ。 大学院の時に研究室の仲間と登ってから、その後長い間通行禁止になっていたりして機会がなかった。その時も秋で、白倉谷出合のトンネルを抜けると、一面の紅葉に歓声を上げた。川合にバスで入り、そこから林道を歩いた。1泊目は八丁河原にテントを張った。2泊目は弥山の頂上小屋の傍でテント泊をしたが、次の日は雪交じりの寒い日で、あたり一面に樹氷ができていたのが印象的だった。地面に残る雪を踏みしめながら川合に下山した。 スリル満点の登山道さて、今回も白倉谷出合のトンネルを抜けると、みごとな紅葉だった。写真を撮りまくった。空は快晴。さわやかな朝の空気の中、林道歩きも苦にならない。熊渡には道路脇に車が5台くらい置けるスペースがある。車でここまで来てもよかったのだが、スペースが埋まっていることを心配して歩いた。20分ほどの距離である。ここからさらに林道を登って大きな広場に出た。単独の先行者がいたがお先に失礼する。道は正面と右上、左下に別れている。左下の林道をたどると八丁河原にでた。伏流水になっていて、水はほとんど見えない。水が出だすと2、3回ほど渡渉が必要になるが、靴をぬらして渡渉した。やがて、ガマ滝に着いた。右岸についた登山道を登ると弥山ダムがあった。小さなダムだ。もちろん前回登ったときにはなかった。右岸をトラバースしていくが、40度ほど傾いた今にも落ちそうな鉄ばしごを渡るときは怖かった。ふと下の河原を見ると大岩の下敷きになって、ぐしゃぐしゃの鉄バシゴの残骸があったりして、スリル満点である。渓流沿いに歩くところも、側壁の鉄杭を頼りにトラバースしたり、岩を登ったり、なかなか楽しませてくれる。 一ノ滝、二の滝と続く滝は見事だった。ここで、ちょっとしたミスをおかした。テープもいっぱい巻いてあるのに、それを見逃し目の前の踏み跡に惑わされて直進して微妙なトラバースをして岩峰を1周まわってしまったのだ。後で冷や汗をかいた。 紅葉真っ盛り道は、右岸を大きく高巻いてやがて双門の大滝の展望台に着いた。そこから見る大滝は、屏風のような岩壁の中から60m(だそうだ)落下している。周りの岩壁の灌木が黄色や赤に色づいていて非常にきれいだった。 尾根に上がると絶好の展望台に着いた。稲村ヶ岳や奈良方面が見渡せる。空は快晴、山肌はまさに紅葉真っ盛りである。道はここから急降下し、ふたたび河原に降りた。テープを目印に遡行していくが、河原小屋まで、5、6回の渡渉をして、くるぶしまで水に入るところもあった。河原小屋も以前はなかったが、りっぱな避難小屋になっていた。たき火の後もあり、絶好のテント場でもある。石に座ってみかんを食べたり、地図を確認したりして1回目の休憩をとった。 最後まで飽きないここから狼平までコースタイムは1時間10分ということで、気楽に出発したが、なかなか楽に遡行はさせてくれない。跳んだり、渡ったり、登ったりといそがしい。二俣模様のところを右に進むと谷幅は狭まりゴルジュの様相を呈す。岩壁が迫力をもって迫ってくる。なかなか最後まで飽きさせない。左岸を細いトラバース道が続いている。緊張感を保ちながら一つ一つこなしていく。やがて谷が開けると狼平だった。河原小屋から1時間30分、出発してから6時間かかった。変化に富んでいたせいか、ぜんぜん時間の長さを感じなかった。あんパンをかじり、2回目の休憩をとった。ここから頂仙岳を越えてカナビキ登山道を林道まで下山する。カナビキ登山道は、初めての道なのでどの程度の道なのかわからない。秋のこの時期は落葉が多く、踏み跡は非常にわかりづらい。一抹の不安をかかえながら出発した。 はじめてのカナビキ登山道55分かかって、分岐に着いた。分岐にはテープがたくさん巻いてあり、道の方向にはテープが点々と付いている。道はぬかるんでいてよく滑ったが、テープがこまかく付いているのでルートについては不安なく下れた。やがて尾根が顕著になると、植林用のりっぱな作業道が下の林道まで続いていた。1時間5分で下の林道に着いた。余韻を楽しみながら駐車場まで歩いた。 |
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
![]() |
|
![]() |