霊仙山(積雪期)

山頂
霊仙山
分類
積雪期ハイキング
日程
2009年2月21日
概要
今畑登山口〜西南稜〜霊仙山最高峰1094(往復)
コースタイム
2/21(土):今畑登山口8:45〜近江展望台11:02〜霊仙山最高峰(1094)12:20〜〜登山口14:45

 またまた残りの宿題

伊吹山の南にそびえる霊仙山。無雪期には醒ヶ井から汗ふき峠を経て、頂上まで登った。いつか、雪のタップリある時に登りたいと思いながら、機会がなく3年が過ぎた。今回は6人のメンバーで西南稜からのアタックである。

 雪はあるか

木曜日の夜から雨が降り始め、金曜日の午後まで雨が残った。滋賀の湖東でも天気予報では雨だった。霊仙山上では雪であってくれたらいいのだが、と思いながら、土曜日の午前6時30分眠い目をこすりながらメンバーが京都駅に集まり、出発。
 彦根ICを降りて国道306号線を南下。河内の風穴の看板を見て、左の県道17号に入った。河内の風穴の駐車場を過ぎてしばらく坂を登っていくと、廃村が有り、登山口の看板があった。近くに駐車し、登山口の立派なポストに登山計画書を入れ、登りだした。 
 登りはじめは、登山道にうっすら雪がかぶっているくらいだったが、20分くらい歩くと、道は雪ですっかり覆われていた。
 時折、読図タイムをとりながら、ゆっくりと登った。712mのピークを巻き、コルに降りるところあたりでは、木の枝に雪が着き、きれいだった。

 時折日差し、ほとんどガス

稜線に出てからも、ほとんどガスで遠くの景色は望めなかったが、時折のぞく日差しと景色に歓声を上げていた。
 急登の後、近江展望台に着いた頃はガスで展望はなかった。頂上に続く稜線は、左の灌木帯と右の草原帯が対照的でおもしろかった。
 稜線は岩も出ていて、時折、足がずぼっと入ることがあったので、歩行の練習を兼ねて、ワカンを着けた。私は今年はじめてスノーシューを着けた。ワカンやスノーシューのほうが歩きやすいと思った。
 ルートは、基本的には稜線上をとったが、不安定なところは左の灌木帯の中を縫って歩いた。灌木帯の中はところどころクラストしていたが、スノーシューの爪がしっかり効いてくれた。
 頂上直下は、風を遮る灌木もなく、顔が冷たかった。約3時間30分の歩行で、1094mの霊仙山の最高峰に着いた。そこには木製の標識が倒れていた。もう一度、石の間に挿しておいたが、またすぐに倒れるだろう。
 登っているときには見えていた霊仙山の1083mの頂上も、ガスに隠れて見えないので、最高峰に到着したことで満足して下山することにした。
 風も強く、寒いので風の弱い灌木帯の近くまで降りて、休憩した。気温はー7度であった。

 下山後は温泉

下りは、雪が若干腐ってきたためか、急坂ではよく滑った。標高750mから900mの急斜面では、積雪が多い場合はなだれる可能性もあるだろう。
 2時間30分弱で今畑の登山口に着いた。
 下山後は、偶然見つけた「クレフィール湖東」の「至福の湯」で汗を流し、体を温めてゆったりした。
 帰りは八日市ICから乗って、京都までは1時間あまりで着いた。

 感想

 今回も、3年越しの宿題だった雪の霊仙山に登ることができた。2月に入ってからのポカポカ陽気で雪があるかと心配したが、まずまずの雪景色を楽しめた。ガスで展望がなかったのが残念だが、またの機会もあるだろう。6人という大人数での登山だったが、足並みもそろい楽しい山行ができた。
 次回は是非、ラッセルラッセルの霊仙山にトライしたい。


今畑の登山口

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真っ白な樹林


急登


つかの間の晴れ間


近江展望台


頂上までの稜線


霊仙山最高峰1094m