雪瀑谷(ゆきだるたに)遡行

山頂
石鎚山
分類
沢登り
日程
2010年5月29日〜30日
概要
加茂川・諏訪神社〜老之川・雪瀑谷遡行〜1920mピーク〜石鎚山頂〜成就社〜ロープウェイ乗り場
コースタイム
5/29(土)諏訪神社先林道8:40〜林道終点9:01〜雪瀑谷出合10:00〜逆くの字滝11:00〜幅広30mの滝13:35〜Co1100mBP14:20
5/30(日)BP6:30〜崩壊林道6:40〜溝状滝7:20〜二股7:40〜ナメ滝300m8:06〜右岸尾根に登る8:43〜再度沢9:16〜1920mピーク10:25〜石鎚山頂11:35_11:50〜ロープウェイ乗り場13:50

 今年の初沢

T嶋さん企画の雪瀑谷(ゆきだるたに)にメンバー5人で行ってきた。出発の金曜日は、歓送迎会が入っていたので、山道具をすべて持って会場ホテルに行った。事前にリーダーのお許しをいただいて、この日の車の運転は免除してもらった。私は、ずっと車で横になったまま道の駅で朝を迎えた。みなさん、すいませんでした。  

 入渓

石鎚山ロープウェイ方面の道と分かれて加茂川沿いの道を奥に向かう。その分岐点の家の犬が道路に出てきて、とうせんぼするので、しばらくどうしようかと迷っていると飼い主の方が道端に寄せてくれた。
 諏訪神社を少し過ぎたところに車を止め、準備。歩き出してすぐに左へ林道を下りて行き、そのままずっと終点まで進んで入渓。途中、工事の重機で作業されていた。  

 巻きの多い遡行

しばらくはゴーロ歩き。朝一番であまり水に入りたくないので、右に左にルートを探しながら進む。
 9時13分最初の滝現る。左岸を巻き、スリングを使って沢床にもどった。9時52分2条の斜瀑。すぐにまた釜をもった斜瀑。次から次へと滝が現れるがほとんどが巻きに終始する。
 逆くの字滝には11時に着いた。12時ごろ連瀑帯があらわれる。緑がきれいだ。腰まで浸かって進むこともあった。13時14分くノ字になった滝があらわれた。その後もつぎからつぎへと滝があらわれ、13時35分には幅広30mの滝にであった。この谷で一番りっぱな滝だろう。それを左岸から高巻くと平流になり、今夜の泊まり場を探しながらゆっくり遡行した。14時20分には適当な場所を見つけ、ツェルト・タープを張った。  

 夕食は豪華に

豊富な流木で早くからたき火と酒宴を始めた。
 食料担当のS見さんはいつも期待以上の食事を用意してくれる。夕食はチンジャオロースー。I野さんのギリシアの酒、ウィスキー、日本酒、ビールもついて豪華の食事になった。早めに就寝。  

 ナメは爽快

翌日は5時起床。雑炊と卵スープを食べ6時30分に出発。10分ほど歩くと、林道の崩壊現場にであった。このあたりは伏流になっている。7時15分、連瀑帯の最初の10mの滝にI野さんが取り付いたが、最後に抜けるところが悪く行き詰まる。T嶋さんがすばやく左岸から高巻き、ロープを使ってI野さんのところに懸垂。その先も進めそうもないので、二人ともロープを使って左岸に登ってきた。
 二股には7時40分に到着。左股に進路をとる。しばらくは河原歩きだが、20分ほどで300mといわれるナメがあらわれた。爽快に遡行していく。  

 シャクナゲの藪こぎに苦労

やがて谷がガレてきたので、左の尾根に取り付き、尾根の左側のルンゼをしばらく登り、再度本谷にもどるべく右にトラバース。それらしい沢に出て、ふたたびガレた沢筋を登るが、右前方にピークが見えたので、その左に向かって藪をこいだが、シャクナゲと笹の藪に苦労させられた。木登りも交え、強引に尾根を登った。
 やっとのことで石鎚山東の1920mのピークに10時25分に到着した。苦労した後だけに、◎◎方面の山稜の美しさに感動した。  

 下山は楽々コースで

石鎚山への登山道をのんびり歩き、3ノ鎖を登り山頂神社に着いた。
 当初は、成就手前から左に入る登山道(エアリアマップで点線)で駐車地までもどる予定だったが、軟弱ものの私の提案で、ロープウェイで下山。タクシーで駐車地にもどるということになった。
  湯ノ谷温泉に入り、亀岡で骨付き鶏を食べ、京都に向かった。    

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ゴーロ帯を行く

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本日最初の滝

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逆くノ字滝

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緑がきれいだ

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腰まで浸かる

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また滝

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くノ字滝

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立派な幅広30m滝

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連瀑帯最初の滝(出口で詰まる)

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300mナメ

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左の尾根に逃げる

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やぶ漕ぎの後1920mピークに到着

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天狗峰には人がいっぱい

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石鎚山山頂での記念撮影