富士登山(夏山事始め)

山頂
富士山
分類
ハイキング
日程
2010年7月17日〜18日
概要
富士宮口・新5合目〜富士宮ルート〜山頂〜お鉢巡り〜富士宮ルート〜新5合目
コースタイム
7/17(土) 4時頃水ヶ塚駐車場〜6:30シャトルバス〜7:10新5合目7:30出発〜6合目雲海荘7:50〜新7合目8:50〜元祖7合目9:30〜8合目10:20〜9合目万年雪山荘11:05〜9合5勺目11:40(11:23)〜山頂12:35(11:48) テント泊
7/18(日) 3:00起床〜ご来光4:30〜テント撤収〜5:50お鉢巡り7:15〜8:00出発〜新5合目11:30

 モンブラン

富士山は3度目である。1回目は今回と同じ富士宮ルートで日帰りした。2回目は、吉田ルートで12月上旬に7合目でテントを張り、翌日雪富士を登頂して、下山した。
 今回は、富士宮ルートで登頂。山頂で一泊する計画だ。
 当初モンブラン登山のための高所順応が目的であったが、事情によりモンブラン登山を取りやめたため、高所順応という目的はなくなったものの、頂上で一泊するというのが、自分の体にどのような変化をもたらすものか興味があった。  

 梅雨明け

 梅雨明けの初日に登ることになった。さい先がいい。
 7/16(金)22時に京都駅で待ち合わせ、5人で富士宮に向かった。高速道路は連休の前夜ということで車が多い。それでもたいした渋滞はなく、富士ICから西富士道路、富士スカイラインと順調に走った。
  ちょうどこの日から富士スカイラインの自家用車規制が入り、2合目の水ヶ塚駐車場から5合目までシャトルバスで行くことになっていた。バス料金は往復1300円。  

 人人人

 駐車場は車で一杯。バスも長い行列が続いていた。
 我々は6:30のバスに乗り新5合目へ向かう。結構時間がかかり、新5合目に着いたのは7時10分頃。
  溶岩の道を黙々と登る。天気は快晴。駿河湾方面は積雲が雲海を作っている。上空には青空に巻雲が白く光ってきれいだ。山小屋は、6合目、新7合目、元祖7合目、8合目、9合目、9.5合目とたくさんある。いずれも小屋の前は登山者であふれかえっていた。
   日射はきついが、風はさわやかでそれが救いだった。9合目からはスイーパーの任を解かれ、私は先に行かせてもらった。休憩せずいっきに山頂まで登り、11時48分に到着。岩の上に寝そべって、ほかのメンバーの到着を待った。K山さんから葉書をいただき、山頂の郵便局から自宅に暑中見舞いを送った。  

 夕焼け

御殿場口にある銀明荘前まで移動して、岩の間からしみ出る水滴をコッヘル2つで受けるようにセットした後、しばらく昼寝タイム。
 3時半ごろからテント設営を始めた。夕食は気持ちがいいので外で食べることにした。K山さんの野菜炒め、鰯の煮物、ひじき豆、漬け物、味噌汁と豪華だ。すこし米が余ったので、翌朝のラーメンに入れることにした。夕方は気温が5℃くらいになり、寒かった。
 夕日を見に、Kさんと剣が峰に向かう。雲が赤く染まりきれいだった。記念碑の前で記念写真などを撮った。  

 ご来光

午後7時頃には就寝したが、午後11時頃に外でM田さんが外国人と英語で話している声で目が覚めた。後で聞くと御殿場口をその時間に登ってきたそうだ。その後も外で人の話し声がしてなかなか熟睡できなかった。
 2時頃には雑踏の中にいるような状態になったので、もう少し寝る予定だったが3時に起きて、お茶を飲み、ご来光を見に行った。ご来光スポットは、まだ暗いというのに人で一杯だった。寒い中をみなさん待っていらっしゃる。東の空が白んできてもなかなか太陽は姿をみせない。三日月型をした山中湖には霧雲がかかって氷が張っているようだ。雲の間から太陽が顔を覗かすとすぐにあたりは光に満ちた。  

 お鉢巡りと下山

 帰幕して、朝食のラーメンを食べる。冷えた体にはありがたい。朝食後は、テントをつぶし、身軽な格好でお鉢巡りに出かけた。
 八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、後立山、槍穂高など360度の展望を楽しめた。 剣が峰の記念碑のあたりは、人が行列をなしていたので、キャンセルしてテント場にもどった。
 お茶を飲み、8時に出発。
道は、登ってくる人と下る人で渋滞し、しばらく動かないこともあった。我々は、登山道以外も安全を確かめながらショートカットできるところはショートカットして下りたが、それでも時間がかかった。ようやく3時間半かかって新5合目に着いた。  

 どこも人人人

シャトルバスも長い行列ができていたが、15分待ちくらいで乗ることができた。
 帰りは、天母の湯に行ったが、ここも富士山帰りの人でごった返していた。高速道路も事故渋滞等があり、なかなか時間がかかって京都には午後9時過ぎに着いた。  

 体調

 

さて、私の体の変化は、山頂ではわずかに頭がボーッとして体がフワフワする感じだったが、特に頭痛がするわけでもなく、高度障害の症状はでなかった。体がフワフワする感じは下界に下りても少ししていたので、睡眠不足からきたものと思われる。
 モンブラン登山の場合、登山列車の終点駅 Nid d'Aigleが2372m、宿泊する山小屋Gouter refugeが3817mなので、富士山登山では、ちょうど一日目の行程をこなすことになる。今回は20kg程度の荷をかついでの登山だったが、十分こなせることがわかった。
  モンブランは、4810mなので富士山からさらに1000m登らなければならない勘定だが、是非挑戦してみたい。    

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きれいに晴れ渡った富士山

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小屋は人でいっぱい

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ブルドーザー

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連なる人

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頂上の浅間大社

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岩間からしみ出る水を集める

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影富士

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燃える剣が峰

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ご来光を待つ人々

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ご来光