梅雨時の天気予報はあてにするな

天気予報で、週末は梅雨前線が南下するため、雨模様とのことだったので、計画していた北岳を中止にしたが、なんのことはない、梅雨前線は思ったほど南下せず、雨もたいしたことはなかったようで、がっくりしていた。
　そのかわり日曜日に湖北の横山岳にいくことにした。登山道が沢沿いについていて、滝も2つほどあるということだったので、涼しそうというのがその理由である。 　

　登山口へ

　京都駅を7時に出発して、登山口の水谷には9時に着いた。心なしか高速道路は空いているように感じた。上限1000円が廃止されてすぐの週末だからだろうか。
水谷には杉野山の会のりっぱな小屋が立っていた。
5月15日が山開きで、記念に田部淳子さんが記念講演をおこなったらしい。 　

　看板のルートマップ

この山域の2万5千分の1の地図には登山道が書かれていない。ガイドブックを参考に地図には登山道を書き入れて来た。小屋横に大きなルートマップの看板があったので、写真にとっておいた。後々それが役に立つことになった。ガイドブックに載っているものとも少し違うようだ。
　 　

　上部林道まで

　 小屋の横に大きな道標があり、それに導かれて林道を進む。10分ほど行ったところから山路に入り、植林帯を登っていく。30分ほど登ったところで、林道に出た。
　ルートマップの記憶からそれを左にとって、しばらく歩いたのち、右手の登山道に取り付くというのは覚えていたので、そのように進むとすぐに木の小さな立て札があり、マジックで書いた薄い字は「登山道」と読めないこともない。踏み後もあるので、急斜面を少し登って見たが、その上の踏み跡も不明確りょうだった。カメラを取り出し、ルートマップの看板を拡大して見ると、林道を800m進んだところにある太鼓橋から沢沿いに道がついているということがわかった。さっそく林道にもどり太鼓橋を目指す。林道は雨のせいか土砂崩れがあちこちで起きていた。 　

　沢沿いの道

やがて太鼓橋に近づくと先行パーティが見えた。すぐに経ノ滝で追いつき、お先に失礼した。沢沿いにといっても沢登りのようには涼しくない。汗を流しながら登る。2つ目の五銚子ノ滝は霧のような流れが美しい。しばし休憩する。
　T本さんが汗を多量にかいていたので、滝の水をかぶったり、タオルに水を含ませて首に巻くことを勧める。
この滝も左から巻いて上流に出た。 　

　なかなかの急坂

やがて道は谷筋を離れ左手の尾根に伸びている。
　急登の連続で標高差200mほど登る。途中、ガンバレあと300mなどの看板に励まされ水谷から3時間で横山岳山頂に着いた。 　

　下山は短時間

30分ほど食事等で休憩し、三高尾根を下る。はじめは急な坂なので、滑らないよう慎重に下った。ブナの林を眺めながらの下りである。途中でT本さんのふくらはぎがつったので、荷物は分けて持ち、ゆっくり下ってもらった。
　鳥越峠にはコースタイムより少し早めの14時10分に着いた。風が通って涼しかった。峠から50mほど先に水谷への下山道がある。この道も急坂である。 しかし、20分ほど下ると谷筋に砂防ダムが見え始めるとすぐに林道が出て来て、後はるんるんと水谷まで。
　梅雨時期の暑い時に登るのはちょっとハードな山であった。 　 　

ルートマップの看板

杉野山の会の小屋

道標

植林帯の登り

上部林道

太鼓橋

経ノ滝

五銚子ノ滝

しぶきが涼しい

ガンバレの看板

山頂にて

鳥越峠

出会った花

出会った花

出会った花

緑豊かなぶな林