2月の川柳


近詠


 お隣も同じおみくじ読んでいる


 どうしても言えぬひとこと煮くずれる


 たまさかに良い事もあるそれで良し


 妻の旅あれもこれもと荷が増える


 切手にも心をこめる見舞状


 琴線に触れた言葉を貯金する


 心の風邪引いてるらしい友の文


 相槌を打つと本音がほとばしる


 何よりの慰めでしたしらんぷり


 なんでやとパソコンいつも怒鳴られる


 義理チョコのちょっと気になるメッセージ


 もう次の予定膨らむ釣仲間


 束の間の幻でしたジャンボくじ


 お土産に風邪も貰った里帰り


 犬嫌い犬もそっぽを向いている


題詠


 不況風師走の街を覆ってる


 閉店セールの旗があちこち寒い街


 暮れの街ジングルベルに急かされる


 こだわらず利用してます七光り


 惣菜も器次第で光ります


 名刺では社長ですけど庶務もする


 名刺だけ見てると偉い人なんや


 花名刺高くつきます請求書


 パパ似なら美人やったと娘が嘆く


  さっき見た男に似てるモンタージュ


 触れただけ家宝の壷がまっぷたつ


 諦めがつく迄何度砂を噛む


 宅配便預かるだけのお付き合い


 家具屋からセールス電話適齢期


 それなりに絵になる我が家雪化粧


 茶柱にパワーを貰い朝を出る


 まだパワー孫には負けぬ腕相撲


 土壇場のパワーで出来た人助け


 ゴミ溜めて馬耳東風の暮し振り


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