4月の川柳

近詠

金貯まる手相冬眠したまんま


バーゲンの前に着ておく高い服


良い事ずくめ歩く姿勢を変えただけ


景品に誘惑されて無駄を買う


支払いゼロで肩身が狭い置き薬


弱点をいつも晒して生き上手


声かけて下さいますな崩れます


信号は赤だゆっくり空を見る


嬉しい日涙は甘い味がする


軽い嘘ほんまになってうろたえる


しゃくやけど今は素直に聞いておく


追伸にちょっぴり本音書いておく


良い事一つ毎日記す日記帳


題詠


大波小波防いでくれた亡母の壁


睡眠薬の本が一冊枕元


困らせて親に甘える反抗期


夫も男レジが美人の方選ぶ


二時間の化粧で美人出来上がる


もっと降れ美人の横で雨宿り


寝返ると情け容赦の無い批判


不気味だな妻が抱いてる不発弾


地震起き幕を降ろした無言劇


物言わぬ父の背中にある答


父のオーバーニュファッションと娘が着てる


亡父の名がまだ表札に残ってる


うっかりと喋りアイデア盗まれた


また盗塁イチローゲーム盛り上げる


一縷の望み毛根を刺激する


根が正直ですぐに本音が出てしまう


事有る毎に昔の事を妻が言う


泣き顔も良いねと軽くいなされる

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