3月の川柳

近詠


手を合わすだけで心が凪いでくる


幸せといえば逃げそう黙っとこ


前向きになろう失敗ばねにする


耳を貸す位は出来る私にも


言い出しっぺが欠席にマルしてる


大袈裟に騒いで傷を深くする


ひな祭り夫も主役誕生日


げん担ぎはやばや仕舞うおひなさま


根ほり葉ほり人情という隠れみの


変身願望本性までは変われない


こうなれば当たるまで買う宝くじ


題詠

洗濯物ひらひら家事もひとくぎり


最後まで嘘吐き通すのは女


境遇が変わると人相も変わる


親子の会話ぎくしゃくしだす声変わり


生きてきた年だけ増えてきた仮面


極楽とんぼの仮面が楽ではずせない


頭ではわかっているが許せない


土壇場になったら冴えてくる頭


鬼の居ぬ間かやけにビールが減っている


よく知れば皆やさしい鬼ばかり


読み出すと時を忘れるサスペンス


一枚上手忘れた振りをしてくれる


兄弟揃い母の今後を話し合う


これからも有る事だから言うておく


キッチンになって糠床嫌われる


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