10月の川柳


近詠


ドラマのように義母は明け方逝きました


在宅なら3日の命3年も


通夜葬儀泣く事すらも忘れてる


父さんは凄いと息子陰で褒め


哀しみを描くのに足りぬ12色


礼状に礼状が来るひとりぼち


立ち止まってばかり空想癖がある


わかっては貰えぬ愚痴をまたこぼす


ベルト穴ひとつ広げる風は秋


口止めをされた話だすぐ忘れ


その内と言われ真面目に待っている


バーゲンで來夏用を買いだめる


言い訳に夫の物を買ってくる


皿小鉢どんどん下げてごゆっくり


課題吟


夫婦喧嘩の決着つけるボウリング


トップにはなったが眠り浅くなる


もう少し待てば美味しいお茶なのに


異常気象に地球壊れる気配する


交通至便のチラシにあった落し穴


使いこなせぬ便利な機器に囲まれる


切符買う間を置き引きに狙われた


距離置いてこその友情長続き


地震起きいつの間にやら仲直り


地震起き夫の心丸見えに


少しずつ濁った水に慣れてくる


水道の水が美味しい町に住む


打ち水たっぷり大事な客が来る


後悔はしない自分で決めた事

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