11月の川柳



近詠



あの頃の私にかえるゲーテの詩


見つめあってたねあの頃わたし達


時どきは夫婦喧嘩で脳に喝


転居通知に寄ってくれとは書いてない


少しだけ正直だからウツになる


忘れられない様に時どき吠えておく


歳の差の違いスタミナで負ける


知識欲愚痴るいとまの無い暮らし


忘れてはならぬ薬が増える老い


台風一過いつの間にやら仲直り


そうは言うてもそっぽを向けぬ義理がある


幸せの貯金おろして温まる


見つめ合うよりも寄り添う仲となる


課題吟


きれいだといつも鏡に言い聞かす


夫にはすぐに飲ませる風邪薬


美辞麗句切りきざまれている私


仮面だと夫は今も気付かない



1分前です遅刻じゃありません


ぜいたくな悩み夫が家にいる



他人から見れば何でもない悩み


水を飲んでも太ると妻が悩んでる


事実上は妻だと女胸を張る


どん底も貴方とならば乗り切れる


上げ底の私と夫気付かない


その時は鬼にも母の底力


定年の夫と歩幅あってくる

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