醍醐寺の桜

4月の川柳


近詠


丸一日夫が家にいて無口


あれそれの察しは付くが癖になる


出来ぬとは言わずパソコン大嫌い


エンヤ聴き心の刺を抜いている


おでんぐつぐつ私の愚痴とおんなじや


病気した話は嫌やクラス会


都合よく健忘症になる私


手を合わす又神様に縋ってる


こわれたのあの日あの時シャボン玉


切り札も失う物もない気楽


要らん事ばっかり聞いて肩が凝る


落ち着かぬ夫が皿を洗う音


同じ物食べて夫は痩せている


課題吟


耳遠くなって笑顔が増えました


言い訳はしない日記に書くまこと


一部始終録音されていたテープ


おまわりさんに会うと会釈をしてしまう


会釈するだけのご縁がもう二年


激流にもまれた過去もあった舟


年金半分貰えるならと揺れ動く


スペアならいくらでもいる社の人事


別れたとたん鍵は取り替えられていた


これからもアンタだけやと言うておく

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