7月の川柳



近詠


湯豆腐が冷奴へと初夏の風


二度三度お茶入れかえる妻の客


最後まで名前の出ないまま別れ


木魚も少し沈んだ梅雨の音


食事中たわいない事喋ってる


どうせなら私が先に謝ろう


てきぱきと家事片付ける外出日


物差しの違い黙って見ていよう


里帰り野菜たっぷり食べさせる


富弘の絵と詩こころに火が点る


一本のバラでもいいの真なら


もったいないと仕舞い込んでは賞味切れ


繋がらぬ電話決心変えさせる


課題吟


三次元の地球マウスで飛び回る


ステレオになる両親のお説教


罪認め出直しなさいホリエモン


春先の油断めっきり染み増える


たわいない話でビール差し向かい


雲ひとつ浮かびほっこりする心


神の加護信じています手術室


拾われた子だと本気で思ってた


拾う人なく一円が拗ねている


味しめて粗大ゴミの日待ち侘びる

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