3月の川柳


近詠


失敗も面白がって切り抜ける


猜疑心貴女を映す鏡です


人責めてばかり良心置き忘れ


空っぽになって布団に潜り込む


長電話アハハと笑う話なら


美味かった話ばっかり聞かされる


なあなあで済まして水が洩れ始め


開け閉めは静かに幸せが逃げる


言い訳に咳が味方をしてくれる


続けてるただそれだけが自慢です


お似合いと言われてからの迷い癖


結婚の次は子供か世間の目


放置した鉢にも春の芽がのぞく


壁越えたらしいお隣のバイエル


課題吟


びっくり箱をいっぱい持っている妻で


リハビリの一歩一歩が明日へ向く


ひと駅分歩く相手が出来ました


ストレスの分だけ光る床柱


夕食に何を食べたと試される


テスト満点人間性は問われない


成人式の振袖も三代目


借り物の衣装でその場切り抜ける


それなりの暮しに感謝しまい風呂


曲がってる大根安くしときます


ぬくぬくと育って人を疑わぬ

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