9月の川柳

近詠  


言い過ぎたかもと夜中に目が覚める


寄り添っても寄り添っても濡れる傘


口だけは達者と甥が眼で教え


御持たせのケーキで話弾んでる


太ってる医者が減量せよと言う


一日を空見て過ごす逃げている


あく強い人の話が面白い


何でもいいと言われて困るお献立


優先座席冷房もろに当たるバス


夕立に花や葉っぱが踊りだす


暑いわねぇと扇子で風をくれる人


肺癌になると分かって吸うタバコ


癌という魔物が人を食い尽くす


ちびちびと水のみ命守らねば


題詠


老眼も夫の頑固さも進む


ちびちび食べてその内忘れ干乾びる


その時は夫を楯に逃げ出そう


炊事洗濯好きな男という希望


高台に墓地買いました朱を入れる


父さんは涙目ウエディングマーチ


行進曲かけて頑張る大掃除


四人も乗ってワンメーターですみません


元気かいだけのメールはお父さん


夫なら30秒で済む電話


腹を立てると体に毒が溜まります


ふぐ料理夫が食べてから食べる


ありふれた言葉でしたよプロポーズ

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